◇◇◇◆◆
筆者によく見られるパターンの作品です。

ちょっとしたネタ振り後に話が始まって、事件、早い段階で捕まって、動機探し、真相が解ったかに見えてもう一捻りみたいな。

犯人を知っていて、敢えて罠に掛かるのも、能天気だったけど実は…みたいな感じでよいかと思いましたが、それだと息子/弟がサイボーグから人間に戻る部分が弱くなっちゃうので、改めて考えると、このラストしかない気がしましたね。

スポーツ=ドーピングってわけではないのですが、人道に反しても強くなりたいという人間の弱さと、人間らしい心とか愛とかを対比させることで、人の不完全さや不安定さが描かれているように感じました。

殺そうとした人、殺した人がメインで、刑事はあくまでも進行役なのも、筆者が推理や謎解きではなく、人間の内面を描きたいのではないかと勝手に思っています。

古い作品ではありますが、今読んでも遜色無い、なかなかの作品でしたね。