小説:緊立ち 警視庁捜査共助課/乃南アサ | 本と映画と、たまに猫。〜そろそろ、おねむ〜       

乃南さんの警察物は、外さない。

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一言「その札が、あったか」

 

まず設定が新鮮。

指名手配犯を記憶して捜査する「見当たり班」と。

広い範囲を捜査する「広域捜査班」。

それぞれの女性刑事二人が、主人公。

先輩後輩の関係。

 

捜査の話に二人の「家庭事情」を織りこんでいくのも。

ちょっと身近に感じる存在。

仕事を第一にするのか、すると家庭が疎かに等。

 

コロナ禍を舞台にしているのも時事的。

マスクでは読めない表情も、「瞳と耳の形は変わらない」。

なるほどねえ。

それに気づく瞬間の「ビビッ」とくる描写、痺れるねえ。

 

読みやすかったし、続編があってほしいなあ。どうかしら?。

 

⭐️今日のマーカーワード⭐️

「他の人には気づかないことに、この子は気づいてしまう。

他の人が見てないところを、この子は見る」

 

ではまた📕