今日も繁華街は多くの人が賑わう
キラキラと輝く街に
ギラギラとした欲望が溢れていて
今にも呑まれてしまいそうだ
キャッチのお兄さん
喧嘩をしている男女
何かを叫んでいる若者
羽目を外しているサラリーマン
イヤホンを耳にして音楽を聴きながら
それらの騒音を搔き消して歩く
騒音のない、
ただ私の好きな音楽が流れる世界の中で
ふと見上げると空がとても狭くて
幼い時に見ていたあの広大な空は
一体どこに隠れてしまったのだろう?
周りの空気を読むことに必死で
私の気持ちはいつも胸の奥に閉まったまま
様々なしがらみに縛られながら
いつの間にか私は小さな世界でしか
生きられなくなっていたようだ
鎖につながれた象のように
過去の自分の失敗を恐れて
諦めてしまっていたのかもしれない
スクランブル交差点で多くの人が行き交う中
そんなことをふと、感じながら
ギラギラとした欲望の渦の中で
自分の欲望の華が開いた瞬間なのであった
福井

