Elvis Costello - This Year's Model | NOTRE MUSIQUE

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Elle est retrouvee.
Quoi? - L'Eternitee.
C'est la mer alleee
Avec le soleil.

Elvis Costelloエルビス・コステロの1978年の2ndアルバム。
70年代中期にロンドンで始まったパンクムーブメントを背景に、大胆にも当時なくなったばかりのエルビスの名前を語りコステロはデビューした。バディーホリーのようなメガネをかけ、インテリジェンスな雰囲気を醸し出しながら熱いパンキッシュな歌をうたい、デビュー盤はイギリスでベストアルバム賞を受賞するほどの評価を受けていた。
コステロのこの時期のサウンドは、表面上は明らかにセックス・ピストルズのような社会に対する反抗を歌ったパンクサウンドではあるが、もともとThe Bandなどのルーツロックが好きだったというコステロのパンクは当時の他のどのパンクとも違い、一線を画すものであった。
このアルバムでも前作に引き続き、パンクサウンドを基調としたものであるが、そのエッセンスはエルビス風の50年代ロックやロカビリー、南部ロックなど幅広い。また当時注目されていたレゲエの影響を感じさせる曲などもある。そういった最新の音楽をさっそく自分の音楽に取り込んで消化しているところもコステロの音楽の懐の広さを証明している。またこのアルバムからアトラクションズが加わり、デビュー盤と比べるとシングル単位での認知度は劣るが、バンド感は増している。
最近では売れっ子のJazzシンガーであるダイアナ・クラールと結婚し、ジャズのアルバムを作ったり、バートバカラックとの共演、映画の主題歌などと非常に多岐に渡る活動を行っている。どんなジャンルの音楽を作ってもコステロらしさが発揮された内容で、クオリティーの高い充実作となっているのはさすがである。
このアルバムは、まだ20代だったコステロの社会に対して妥協を許さない若い怒りと、自己の音楽に対する一切の妥協を排除したアーティストとしての側面がバランス良く表現された名盤である。