Carpenters - Now And Then | NOTRE MUSIQUE

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Elle est retrouvee.
Quoi? - L'Eternitee.
C'est la mer alleee
Avec le soleil.

Carpentersご存知カーペンターズの1973年のアルバム。
カーペンターズは、日本でもいまだにTV番組等のタイアップやCM曲に使われるほど人気の高いバンド。話題になるたびに何度もベスト版が編集されていて、シングル曲を中心に1曲ごとに知名度の高い曲は非常に多いが、カーペンターズのオリジナルアルバムというと意外と聞いたことのない人が多い気がする。
カーペンターズは1969年にデビューし、バカラックの“They Long to Be Close to You”のヒットでグラミー受賞し、一気にトップグループの地位を獲得する。このアルバムはそのカーペンターズの活動が最も調子の良かった頃に作られた5枚目にあたるアルバム。A面はこれまでのスタイルの質の高い曲を聴かせるが、B面はもはや知らない人はいないであろう名曲“Yesterday Once More”を中心にオールディーズ名曲がカバーされていて、曲間をDJのアナウンスが埋めるというスタイルで、トータルアルバム的な性格を持つアルバム。
“Yesterday Once More”に始まり、ビーチボーイズの“Fun Fun Fun”そしてDJが「この歌がヒットした頃、あなたはなにをしていましたか?」と問いかけ“End Of The World”、そして“ジョニーエンジェル”“燃ゆる瞳”へと流れていく構成は出来すぎとも言える見事な構成。私のようなこの時代とまったく縁のなかった世代のものが聴いてもぐっと感じさせるものがあるのだから、リアル世代にとってはたまらない構成なのだろう。
その他にもレオン・ラッセルの“マスカレード”やセサミストリートのテーマ“シング”などアメリカンポップスのスタンダードとも言える名曲揃いで、カーペンターズのベストアルバムに必ず収録される曲も多い。
熱いアメリカンドリームの名曲郡をカレンは冷めたクールな歌声で歌いこなす。このカレンの唯一無二の歌声は、アメリカ社会やポップミュージックが都会的で洗練された音楽に変わりつつあるこの時代の背景をうまく反映させた歌声であったと言える。カレンの歌と兄リチャードのつくる夢のようなサウンドの瑞々しさは、世代を超えて愛され続けている。ビートルズを嫌いだという偏屈な人間は時々いるが、私はカーペンターズを嫌いだという人間にはいまだに出会ったことがない。