Simon&Garfunkelの現役時代唯一のライブアルバム。1967年1月22日ニューヨークリンカーン・センターで行われたライブで、35年たった2002年にリリースされました。
現役時代に公式リリースがなかったため、S&Gのライブ盤といえば解散後のセントラルパークの再結成コンサートなどしかありませんでした。しかし、これは誰もが聞きたかった“Parsley, Sage, Rosemary & Thyme”発表後の全盛期ともいえる時期の演奏。
コーラスグループには声質・声色を揃えて綺麗にハモるタイプと、あえて異なった声質をハモらせて個性をぶつけ合うグループの大きく2つのタイプにわかれます。S&Gは完全に前者のタイプですが、解散後のコンサートでは微妙に声質・声色そして微妙な歌い方のニュアンスが変化してしまっていて現役時代ほどのコーラスは聴けません。(ちなみに後者はCSN&Yなどが代表的)
このライブはポールサイモンのギター1本のみをバックに二人がハモるだけという非常に地味な演奏。バンドを従えてのものより二人の繊細で相性抜群のコーラスワークが光ります。ポールサイモンのアコギソロで3フィンガーの難曲“Angie”も収録されています。
アーティの歌声のためにポールサイモンのギターとコーラスが存在し、ポールサイモンの名曲のためにアーティの歌声が存在する、素朴ながらかなり密度の濃い音楽です。