Beckの新作です。フォークやカントリーの要素の強かった前作の“Sea Change”はあまりハマれなかったのですが、このアルバムにはやられました。私がBeckを好きになったキッカケでもある“Midnite Vultures ”をクールに発展させたようなサウンドで、前作含めて今までのベックの音楽のエッセンスが凝縮されています。普通だったらこんなチープな電子音使ったら、とんでもなくダサいものになってしまいますが、ポップなのに非常に奥の深い音楽です。
彼の底なしの音楽性には毎回驚かされますが、個人的には前作のようなフォークとかカントリーはあまりいじらずにそのまま聞きたい類の音楽なのですが、このひとのファンクやソウルの解釈は大好きです。決してうまいとはいえない呟くようなRapも一度ハマると不思議なくらい引き込まれてしまいます。普通ひとりのアーティストを好きなると、その人が影響を受けたアーティストのアルバムを聞いたりと好きな音楽の幅が広がっていくのですが、このひとのルーツはさっぱりわかりません…
このアルバムは噛めば噛むほど味が出るってタイプのアルバムで、聞くたびに新たな発見があります。
アーティスト: Beck
タイトル: Guero