映画“Lightning In A Bottle”のラストは同映画のサウンドトラック。昨日までで特に印象的だったアーティストについては書きましたが、まだまだ見どころはあります。
サッチモのカバーを披露したナタリーコール、1953年の自身のヒット曲を披露した生きる伝説ルースブラウンの貫禄と頑固ババアっぷり、ナタリー・コールとルース・ブラウンとメイヴィス・ステイプルズの3人で歌う“Men are like streetcars”にビル・コスビーが飛び入りするシーン、寡黙なギタリストであるロバートクレイがまったく年を取っていなかったり、元ニューヨークドールズのデビッドヨハンセンがハウリンウルフのサイドギタリストだったヒューバードサムソンをサポートしていたり、あのヴァーノンリードが大御所の中に存在感が埋もれてしまっていたり、終始バックバンドとして参加していたドクタージョンの存在感、そしてとりで現在79歳にも関わらず現役のブルースキングっぷりを見せ付けたBBキングなどなど・・・
なお、このサントラのみ映画ではなぜかカットされていたグレッグオールマンのレイボーンのカバー“Sky Is Cryins”が収録されていて、これまた名演!
全体の構成としては、ブルースのルーツであるアンジェリークキジョーのアフリカンミュージックに始まり、順にルーツを辿っていくような選曲になっています。随所でブルースの歴史を伝えるドキュメント、貴重な故人の映像やインタビューが含まれ、改めてアメリカンミュージックにとってのブルースの重要性を感じさせられます。
ただ、出演者たちはそんな理屈や歴史の重み云々ではなく、それぞれの音楽のルーツであるブルースを至極自然体で楽しみながら演奏しているのが素晴らしい。この頑固なじいさん・ばあさんを仕切った監督マーティンスコセッシ、音楽監督を務めたスティ-ブジョーダンに拍手!
コンサート会場であればスタンディングで拍手喝采ですが、映画なのでそれができないのが残念。
映画を見ながらなんども拍手しそうになったのは私だけではないはず。
早めのDVD化を希望します。
以上、ブルースにとりつかれたゴールデンウィークも今日で終わりです。(実際は連休なんてなかったんですが・・・)