キャベツくん(3〜5歳) | 7歳6歳息子との絵本生活

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絵本感想が中心です。読み聞かせ講座をきっかけに絵本の世界に魅了され、いまは子供そっちのけ、自分が絵本を楽しんでいます。息子たちは、1年4ヶ月差の歳近めの兄弟です。7歳(小2)の長男、6歳(年長)の次男です。気になることは子連れキャンプ、子連れディズニーランド。

「キャベツくん」
文・絵:長新太
はじめて読んだとき、衝撃を受けた絵本です。
世界観が不思議すぎて、理解しようとか、解釈しようとかじゃなくて、まるごと楽しもうと思いました。

登場人物はキャベツくんとブタヤマさん。
ブタヤマさんはお腹がすいて「キャベツ、おまえを食べる」と言います。それをきっかけにはじまる、キャベツくんとブタヤマさんのかけあいが、おもしろいです。ブタヤマさんの、ブキャ!という驚きの声も癖になります。

いい雰囲気風に書いてるところ「かぜにのって、やわらかくながれていきました」など、笑わせにきてると思う。ギャグで笑いにふってる絵本だと思うんですが、発想が自分の想像の範囲外すぎて、芸術的に感じてしまう。つまり、絵本界のジャルジャルです。

子供たちもとても楽しそうに聞いていた絵本でした。長男は、動物たちのどの部分がキャベツになってるかに注目して見ていて「クジラはしっぽ以外、全部キャベツ!」と、キャベツクジラのページをめくる前に説明してきました。

長男の気づき。似てるけど、足の形が違うよって。