3月11日ヘッドランプを装着し自転車で町内巡回を
していると、真っ暗な町でどこかの軒先で
ボウッと明かりが見えた。

近づくと番屋の前で消防団の人達が石油ストーブを
つけて寝ずの番をしていた。
ストーブの上の湯煎の缶コーヒーをとり
「寒いから持ってけ、気をつけてな。」
と声を掛けてくれた。

避難所の小学校は停電し、
ろうそくの灯りだけで不安だった。
しばらくして発電機を持ってきて明かりを
つけてくれたのは顔見知りの消防団員だった。

翌日番屋の前を通ると、昨日のメンバーが断水した
マンションの人達に給水していた。

普段はその何気ない存在になにも感じずに
暮らしている私達だが、
同じように地域に暮らし同じように家族を持っている
地域の消防団の人に町を守ってもらっている。


<1月8日出初式、分団員の方々の行進>

消防団の人を初め、自衛隊・警察・医療関係の方々は、
起きて欲しくはない事態に備え
ひたすら訓練や準備をしている。


<同、消防署員の方々の行進>

そんな尊い姿勢とひたむきな努力に私達は守られている。
私達も地域の消防団を応援しよう。


<消防自動車も全台出動>