レース編、前回の続きで第二弾です。

ここが今回のレースで目標達成出来た大きなポイントになったと思います。

ではでは、、、、



10キロ~

半信半疑の中、集団の中に籠る、、、、、

 

そうすると

時計のラップが3’16~3’22を刻む、、、、

 


きた!!!!!!

狙い通り集団のペースが上がっている!!!!

 

正直集団は単独走よりペースにむらがあった。

風の影響もあって、速くなったり遅くなったりしてた。

 

自分的には楽に走れているので、3’22より遅くならなければ、ここでいいかなって気持ちでした。

前半単独走した分ここで休みたかったので😊

 



15キロ地点付近

ここで私の目を疑うことがあった。

10キロを過ぎると前の集団から落ちてくるランナーが出てくる。

 

その中に大学の先輩、鎌田先輩が現れたのだ。

鎌田先輩はスタート前に話していた。

「Aグループの基準、2:27を切りたいと思っている。3’25/kmで行きたいね。」

と話していた。

 

追いついたときの会話

「鎌田先輩なんでこんな前にいるんですか?」

「Bグループの前に行かないと、と思って行っちゃった。」

「この集団3’20くらいですよ!とりあえず頑張りましょう。」

 

そんなこんなで鎌田先輩は後退していった。

会話したことでリラックスできて、無駄な力みが取れた気がした。

思わぬプラス要素となった。

 



給水ポイント

それから1キロくらいして、ゼネラルの給水ポイント(2.5キロごとにあるスペシャル以外の給水)があった。

気温がやや高めだったので、給水はすべて取るつもりだった。

 

だがそこで私は給水に失敗した。

オーノー🤦‍♂️

 

 

しかし、ここでさらに驚きのことが起こった。

 

落ちたと思っていた鎌田先輩が前に上がってきて、私に給水を渡してくれたのであった。



鎌田先輩マジかおい!!!!

サイコーじゃねーかおい!!!!

 

心の中でそんなことを思っていた。

給水取れたことより、鎌田先輩の行動に胸が熱くなった。

 


そこから1キロくらい走るとスペシャルドリンクのポイントとなった。

1キロ前に給水したばっかだし、スペシャルだけど中身はポカリだったし、意味はないかもしれないけど、Bグループでスペシャルがない鎌田先輩に私のスペシャルドリンクを渡した。

 

✳︎18キロ付近。青いユニホームの左が高島。右が鎌田先輩。




ハーフ付近

そんなこんなで中盤はあっという間にレースは進んでいった。

ハーフの通過は70’19(ほぼ3’20/km)、いろいろあったが予定通りのタイムでハーフを通過した。

 

足の疲れもそんなに出てきていない。よしよし、、、、

 

しかし、この辺りから風が出てきた。

予想外だ!ここで向かい風か?


時折そんなことも感じるような風が吹いていた。(結果的には横風でした。)

 

15人程の集団がみるみる減っていくのが分かった。

集団のペースも落ちかかっていた。

 


そんな23キロ付近、1人のランナーが前に出た。

緑のユニホームゼッケンナンバー74

 

ついていくかどうか。

「この判断は今後の展開を大きく左右する」

そう思った。

 


ここで私はついていく決心をした。

 


今の集団はそろそろ限界だと感じた。

また、前方に3’20の大集団が見えるようになっていたからだ。


*3'20の大集団とは市民ランナーのトップランナーが固まる集団。2:20切りを目指すランナーの集団が毎年自然とできる。

 

おそらく20人程の集団。

30キロからの向かい風に耐えるには、あの集団に追いつきたい!

そういう気持ちでした。


風が舞う中、集団の前に行きたくないのは皆同じ。私以外もペースを上げ74番にみんなくらいついてく。



振り落とされると一人で風に吹きさらされる。



ここで振り落とされる訳にはいかない!


サバイバルのような展開の始まりでした。

✳︎23キロくらい。前に出る74番。それにくらいつく高島と集団。

 


つづく