~相談者 30代女性~

自分の選んだ道が間違いであったとしたら?と

自分の内面に起こりうる“不安”と戦っている。

選ばなかった道のほうが正しいと感じている自分がいる。

決断してしまったことの取り返しのつかなさは想像するのも怖い。

ただひたすに自分の選んだ道は間違っていない、これでいいのだ、と自己肯定することで自分を保っている。今後、どう進めば良いのか分からないとのことでした。

 

誰でも

自分が「これだけは譲れない」と思って選んだものが間違いで、進んだ道が失敗だったとしたら?という不安が消えることはありません。

感情の動きは、まだどこかで自分と違う生き方を認められない証し。

自分の心の動きに気付いたことで、自分の選んだ道にどれだけ自信が持てず、強く不安を感じていたのか、ということを改めて自覚するものです。

「失敗したくない」「正しく生きたい」「間違いたくない」

強くそう思うあまり、自分が間違えることすら受け入れられていなかったと思います。

 

「正解なんてない」

間違った道もまた生き方であり、それはもう、どうしょうもないこと。

選んだ道を悔やむことに意味はありません。失敗や間違いを“なかったこと”にするのではなく、自分の人生を生きられるのは自分自身しかない。

 

これからも

生きていく道には、無数の「選ばなかった道」が現れると思います。

 

そして

自分が選んだ道が間違いだった、と思う瞬間が来ることもあるかもしれません。

「失敗」も一緒に引き連れて、また歩きだせばいいんです。

「挑戦してみて初めて気づくことがあった」と考えてみてはどうでしょうか?

考えすぎ極度のネガティブイメージを持って物事を遠ざけるよりも、実践してみて得た知識や経験を持って判断するのもあると思います。