手をさする大切さ | 愛知県現役介護士が教える介助ストレスを軽減する心理カウンセラー

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認知症による被害妄想、暴言、異食、徘徊・・・仕方ないとわかっていても辛い。
そんなあなたに、介助が少しでも楽になるように、衣服・食事・入浴・排泄などのアドバイスさせていただきます。

今日は、夜勤です。
今日は、先程起きたことを話したいと思います。
夜、寝られない利用者がいまして、私は、その布団の脇に座って利用者の手を擦っていました。すると、10分ほどして、安心したのかうとうとされて寝られました。
いつもでしたら、就寝を促してすぐ、部屋から出て、介護員室に戻って記録記入するのですが、最初は案の定、そのやり方をしてましたが、何度も繰り返し起きると、職員も少し苛立ってきてしまいます。
その利用者にはマットが敷いてあるので、動いて、マットに乗ると鳴るようになってます。
何度も起きられるので、少し寄り添ってみました。
いつも時間や、業務に追われてしまい、一番利用者に寄り添ってあげないといけないけれど、なかなか職員もしてあげられないゆとりのない中で、少しホッとする出来事でした。
手を擦るという行為もなかなかできない中で、安心感をもたせてあげることは大切だと改めて実感しました。