小千谷の絣
木羽定規
kobajogi

六日町から車で一時間 紬の産地小千谷へ来ました。
織元おだきんさんの工房へお伺いさせて頂きました。 
 



木羽定規」は緯総(よこそう)絣の紬に
特化した小千谷独自の技法です 




何枚も重ねた板の側面に絣図案を描き、板をバラして 
延べた緯糸に合わせ種糸で括りをしたり、摺込絣を 
施して精緻な緯総絣を織り出します。緯糸図案が
(よこ)に細分化されるという着想が正に非凡です。
以前、木羽は杉板でしたが現在はボール紙使用です。     





この白い棒は何だと思いますか? 




実はこれは木の棒に蝋燭のロウを巻いたものです
繰糸の上に乗せて蝋を着けて糸滑りを良くします  
こんな独特の織物用具と技法は初めて見ました。  





おだきんさんの工房では
木羽定規を使った地織紬や
「寿」という上質な小千谷縮…





更にしな布や藤布 葛布など
自然布も製作しています。




次回 越後染織紀行

いよいよ完結篇です




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