旅するカジの木
倭文《しづり》

下北沢 K2 にて上映会が開催されました。
北村皆雄監督と映画に出演した三人の織姫
石川文江さん 西川はるえさん 妹尾直子さん
が集まりトークイベントが企画されました。







誉田屋源兵衛氏も出演し 日本書紀に現れる
幻の織物 倭文(しづり)を探し求めて、現代の
染織作家らが新たに倭文を創造する物語です。




徳島の太布作家 石川文江さんはカジの木の樹皮を
発酵精錬によってカジの白糸を結実させました。
カジ糸が現代に復元されたのは初めてのことです。 




西川はるえさんは石川文江さんのカジ糸と
大麻糸を使い倭文日月の幡(のぼり)を創りました。
劇中で風にはためく原始布の幡は圧巻でした。




越前の紙布織作家 妹尾直子さんはニューギニア
へ渡りカジの木の歴史的変遷を辿りました。
そして復元されたカジ糸を紅殻の朱に染めて
「マナ 崩直弧文包布」 を創り出しました。




トークイベントには映画でナレーションをされた 
冨永愛さんも来場され、会場は満員大盛況でした。





このあと、会場を北沢のギャラリーへ移して
倭文の創り手四人の作品展示を拝観しました。

『倭文(しづり)の創造』へ続きます


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