こんにちは。
どんぐりねこです。
 
 
猫嫌いな人を猫好きに変えた猫がいます。
 
それは、私が初めて飼った猫です。
 
その子との出会いは
私が社会人になって数年目のお盆休みのある日でした。
 
その日、当時付き合っていた彼(旦那)と一緒に
旦那の地元を自転車でお散歩していました。
真夏でとても暑い日でした。
 
あるスポーツジムの前の道を通りかかったときに
何かが地面に落ちているのに気づきました。
 
通り過ぎた後に、
「道に何か落ちてるよ」
と彼に言ったら
「雑巾じゃない?」
と言われ
気になったので戻って本当に雑巾なのか確認したところ、
 
干からびたようにぺったんこになって横たわっていた子猫でした。
 
動くこともできず、真夏の昼間に道路で行き倒れになっていました。
ぐったりしていましたが、意識はあるようだったので
とりあえず自転車の前かごに乗せました。
かごが硬いので、途中コンビニでタオルを買って下に敷きました。
 
高齢の獣医の先生と奥様が二人でされている近くの動物病院へ連れて行ったら、
 
 
子猫は生後推定3か月
体重は500グラムほどでした。
 
奥様が諦めたように
 
「難儀で大義だからねえ…」
と言っていました。
 
それでも栄養注射を打ってもらったときに、
それまでぐったりしていた子猫がビックリしたように鳴いて立ち上がりました。
 
もしかしたら元気になれるかもしれない。
そのときにそう思いました。
 
翌日、当時テレビで有名だった某獣医師を思い出し、
電話で瀕死の子猫の状態を説明して予約をしました。
 
そこで治療を受けた弱々しかった子猫は、
ごはんも食べられるようになり、元気になりました。
 
おもちゃで遊んだりするようになって、甘えてくれて
とてもかわいい性格でした。
 
ただ、一つ問題がありました。
 
当時実家に住んでいた私は
 
 
自分の部屋で親に内緒で飼っていました
 
当然子猫の鳴き声ですぐにばれました。
 
 
私の母は、猫が大嫌いでした。
私が幼いころ、子猫を拾ってきても
「捨ててきなさい!」と叱られました。
その当時は、泣く泣く元居たところに返していましたが、
社会人になった私は
 
「私の部屋から絶対出さないし、エサもトイレも全部世話するから」
という条件で、母からしぶしぶ飼う許可を得ました。
 
 
最初、足にすりすりしてくる子猫を
母は
「気持ち悪いわ!」
と本気で嫌がっていましたが、
 
無邪気な子猫と接しているうちに
いつの間にか
 
 
猫好きハートになっていました。
 
その後私が猫とともに嫁いでしまい、
猫ロスになった母は
 
知人が飼っていた猫が生んだ茶トラの子猫を迎えました。
母はその子猫を正に『猫っ可愛がり』して
今でも高齢にゃんこで実家で元気に暮らしています。
 
ついでにその子の世話をして、
猫の可愛さに目覚めた兄が
 
たまたま公園でカラスにつつかれていた子猫を発見し
保護したところ、
茶トラがメスだったので、お母さんがわりになってくれて
育ててくれました。
 
その子猫はとても警戒心が強くて、
家族以外には顔を見せない幻の猫ちゃんです。
私はその子を子猫の頃しか見てません(しかも逃げてた)
私が実家に帰っても、すぐに押し入れに隠れてしまいますびっくり
 
 
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「難儀で大義だ」
と言われたぞうきんの様な瀕死の子猫は
15歳まで生きました。
 
その子がいたおかげで、
猫が嫌いだった私の母を
大の猫好きに変えてくれて
二匹の猫を可愛がってくれるようになりました。
 
 
ありがとう
 
クッキー(猫の名前)
 
大好きだよ
 
天国で幸せに過ごしてね
 

 

 

 

 

 

 

 

もぐもぐタイムのにゃんころぽっち。もぐもぐ

黒猫クッキー姐さん、こわかったにゃ~アセアセ

 

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お読みいただきありがとうございました。