皆さんこんばんは
お正月のブログをアップしてから間が空いてしまって申し訳ありません
今日、平成23年度全日本選手権の全日程が終了し、おかげさまで女子シングルスで悲願の初優勝をすることができました。
先ほどまだクリスマス仕様の都内の自宅に帰ってきて、皆さんから頂いたコメントをすべて読ませて頂きました。
本当は全日本が始まる前にブログを書きたかったのですが、やはり全日本となると変に意識してしまう自分がいて、ブログを書くほどの余裕と時間がなかったです。
応援して下さった皆さん、支えて下さった皆さん、本当に、本当にありがとうございました
やっと優勝することができました
コメント欄にも会場で見てましたというコメントがたくさんあって、やっと優勝を実感できたとともに、改めて数え切れないほどのたくさんの方々の力を頂いたんだなぁと思いました。
優勝するのに卓球を始めてから20年間、全日本選手権の一般の部に出場してから13年間かかりました。
とても、とても長かったです。
何度もあきらめようとしました。もう全日本での優勝は無理なんじゃないかなと思ったこともありました。
自分ひとりだったら、もうとっくの昔にあきらめていたと思います。
小さい頃やまだプレッシャーをそこまで感じず、自分の卓球に対しての責任感が薄かったときは、ただただ試合が楽しくて、結果を出して周りの人たちを驚かせたいだけでした。
勝って当たり前なんてことは絶対にないはずなのに、勝って当たり前と言われるようになってから絶対に勝たなきゃいけない、負けてはいけないという気持ちが強くなってしまい自分自身がプレッシャーを作ってしまっていました。
正直本当にしんどかったし辛かった。
国内で勝てない、優勝もしていない。なのにどうして愛ちゃんが日本代表なの?
世界ランキングのルールがあってもそんなふうに言われているようですごく怖かった。
ロンドンオリンピックの女子代表選手の中でも私だけ全日本選手権で優勝していない。
それなのにオリンピックは3回目の出場。
意識をしないようにすればするほど、しんどかったです。
でも今回こうして念願の初優勝をすることができました。
毎年負けるたびに応援してくださっている方やサポートしてくださっている方に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
私以上に祈って、信じて待っていてくださった皆さん。
そして今まで負けた全ての試合に感謝します。
物事にはいい面、悪い面、いろいろな面があります。
負けてすごく悔しい思いをしてきた12回分の負けがあるからこそ、優勝できたのだと信じています。
その時に起きた嫌なことや悪かったこと、悔しかったことが自分を強くしてくれたり、将来的に自分にいい結果を出してくれるきっかけになることもあります。
もしかしたらこれから先、逆に今回の優勝が自分にとってプレッシャーになることがあるかもしれない。
実際に今日負けてしまった女子ダブルスでは昨日優勝をしたから無様な試合はできない、と思っていました。
嬉しいのはほんの一瞬です。
ずっと信じて待っていてくださった皆さんが喜んで下さったことだけでもう満足です
もう気持ちを切り替えて、全日本で戦った自分の勇気だけを少しだけ残してあとは忘れて、しっかりと反省して次に向かいたいと思います。
明後日スロベニアに出発します
きっとこれからはまた違う意味でのプレッシャーがかかってくると思います。
でも、今まで越えられなかった1番大きな壁も乗り越えられたから、きっと大丈夫だと信じたいです
本当に時間がかかってしまいました。
ゆっくりですが、これから先も1歩ずつ確実に進んでいけたらな、と思います。
心から、ありがとうございました
マネージャーの章さん、張さん、金さん、練習相手に来てくれた秦ちゃん、ありがとう