僕自身派遣社員として働いた経験があります。その時の経験や転職やアルバイトの面接等の経験を元に書かせてもらいます(あくまでも僕の主観的意見という前提で受け流してください)。アルバイトや正社員の面接では必ず面接があります(例えそれが形式的であっても)。派遣社員であれば登録時に面接があります。その時に必ず聞かれる質問に「なぜ正社員を辞めたのか(又は辞めようと思うのか)」という質問があると思います(アルバイトであればそんなに深く追求はしないと思いますが)。派遣社員やアルバイトとして働いていた時の同僚や転職雑誌等に書いてあった話ですが「退職した理由を聞かれた時に「会社都合です」と答える人が多いようです(実際派遣社員やアルバイトとして働いていた同僚と話をしていたところ「会社都合で会社を退職した」という人は多数見たことがあるが「自己都合で辞めた」「指名解雇された」という人は見たことはありません)。
はっきり言って「会社都合で会社を退職した」というのは半分事実で半分嘘ですね。なぜならタイトルに書いてあるように「優秀な人は滅多に会社を辞めないという事実」があるからです。実際会社が経営状態が悪くてリストラを行う場合「絶対に残っていて欲しい人」「いてもいなくてもどちらでもいい人」「絶対に辞めさせたい人」に区分します。「絶対に辞めさせたい人」に優先的にリストラする(人事部が呼び出す)、「絶対に残っていて欲しい人」には裏で引き止める、「いてもいなくてもどちらでもいい人」がリストラに応募してきた場合にはリストラする人数等によって考えるっていうことにしているはずです。たまに「いてもいなくてもどちらでもいい人」「絶対に辞めさせたい人」が変に頑張って「辞めない」と言い出したお蔭で「絶対に残っていて欲しい人」の雇用に手をつけることも稀にあります(リストラ希望者の人数が少なかったために数合わせのために辞めさせることもあるそうです)。まあこういうことをすると会社がどうなるのかは知りませんですが(リストラをしているのに経営状態が回復しない(又は逆に経営状態が悪くなる)会社がありますからね)。「いてもいなくてもどちらでもいい人」「絶対に辞めさせたい人」に区分された人が退職した場合、確かに会社都合によるリストラであり、会社都合による退職ということになります。「会社都合で辞めた」という人の中には「いてもいなくてもどちらでもいい人」「絶対に辞めさせたい人」に区分された人が含まれていることは事実です。「絶対に残っていて欲しい人」に区分されていたにもかかわらず自主的に辞める場合は大抵辞める時に次の会社の採用通知をもらっているとか次の会社の面接の予約が入っているということが多い。会社が「民事再生法」「会社更生法」等を申請したとか「自主廃業した」「経営状態が悪くなって金融支援を受けた」「大規模な自然災害が起こった」「リーマンショック級の経済情勢の変化」という特別な事情がない限り「絶対に残っていて欲しい人」に区分されている人がむやみやたらと会社を退職することはない。なぜなら「絶対に残っていて欲しい人」には会社の側からそれ相応の対応(いい意味で)を受けているはずだからだ。にもかかわらずあえて退職するということは「その人の勤めている会社に何がしかの表に出せない事情がある」「本人の側に明確でかつ適切な理由がある(家庭の事情等)」のはずだ。明確な事情もなく優秀な「絶対に残っていて欲しい人」が辞めることはない。こういう人が辞める会社も怪しいが「会社都合で辞めた」とむやみやたらと言いまくるのはやめておいたほうがいい。派遣会社や転職先(正社員の場合)の会社でも信用調査会社と取引していることがあるため、この辺りはある程度分かるはずである。

何度も言うが「本当に優秀な人」は滅多に会社を辞めないし、辞めたとしてもすぐに仕事が決まることが多い。本当に優秀な人は1時的に転職市場に出てきてもよほどのことがない限り意外と早くに次の仕事が決まるものである。