先日図書館の自習室で勉強をしていた際に「大学ランキング」という本があることに気づいた。その本を見てみると受験者数や入学者数を非公表にしている大学が多数存在している事に気づいた。公表していても受験者数事態が募集人員を明らかに下回っている大学が多数存在している。入学者数等を公表している大学の全てが優れていて、公表しない大学が全ての意味において悪いとは思わない。しかし、こんな大学自体にどんな学生が入学するのだろうか。それとよく「私立の大学は国公立の大学と違う。国公立の大学は税立大学だが私立は税立大学ではない」という意見が聞かれるが私立の大学にも私学助成金という名の税金が大量(詳しく調べた事はないが数十億円以上。もしかしたら数百億円単位)につぎ込まれている。


僕は思う事なのだが、税収が不足しているというのなら、低レベル大学に対する助成金という名の税金の無駄遣いを削減した方がよいのではないだろうか。リーマンショック以降、大卒の就職内定率が下がっている。内定率が下がっている背景には本来ならば大学に入学できなかったような人を大学に入学させているという部分にも問題があるように感じる。ここは思い切って文部科学省は大学の新規設立の許可を認めないとか、レベルの低い大学をつぶすとかした方がよいのではないだろうか。そんな事は残酷だというが、それなら最初から低レベルな大学を作らなければよいという事である。


2010年度の入試(今現在行われている試験)では特に話題になっていないが、2011年度の入試(2012年4月に入学する学生のための試験)では入学金や授業料を納めたのに翌年の4月に入学する大学がなくなっていたとか入学したけど卒業するまでに大学が破綻した(ひどい場合には1回生の前期くらいに破綻する)という悪徳商法以上にひどい大学もでてくる恐れがある。気をつけたほうが良いと思う。そういえば2009年(だったかな)に新規の学生入学の募集停止をした大学は、確かに低俗大学だが、まだ、自主的に幕を下ろしたという部分には評価できる部分もある。まだ自主的に募集停止をしたのだから、在籍中の学生に対する指導ができるし、卒業まで面倒を見るという保証があるのだから。


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ただ大手予備校の発表している偏差値でも低レベルな大学に対して少し評価が甘い部分もあるように感じる。実際数年前には高校が受験料を負担して合格実績を水増しするという話があった。そういった水増しによって偏差値を本来より高くさせるような工作をしているのではと思いたくなるような大学もある。「大学ランキング」と「危ない大学・消える大学」という本の両方を見ていると実際、「大学ランキング」で入学者数や合格実績等をここ数年伏せているような大学が大手予備校の偏差値的に「?」と位置づけられている場合がたまにあるようである。「危ない大学・消える大学」という本において「これから受験する大学よりレベルの低い大学があるから大丈夫だろう」という甘い考え方は捨てた方がよいと思う。これは個人的見解として書き込みさせてもらいますが、「危ない大学・消える大学」において「Fランク(ボーダーフリーレベル)以下は受験してはいけない大学」「Eランクでも大学ランキングという書籍で入学者数や受験実績を公表できないレベルの学校は受験しない方がいい大学」と考えておいた方がよいと思う。それと薬学部や歯学部の場合資格試験の合格実績もきっちりと見ておく事。入学してから人生を悔やむ事ほど不愉快なものは無い。薬学部の場合「6年制になってから出来た薬学部」「合格実績が国公立に比べて低い」という私学は入学を控えた方がよい。私学でも4年生だった頃からある薬学部の場合は一応そこそこの合格実績を出している(全員合格しているわけでない)ので大丈夫だと思うが(絶対という保証はない)。あくまでも薬学部に入学し、卒業するという事は薬剤師の資格試験の受験資格を得るということであって無試験で合格するという事ではない。そこのところ理解しておくように。


それと山内太地という人が書いた「下流大学に入ろう」という本があることを最近知った(紀伊国屋書店で販売されているのをみて始めて知った)。はっきり言っておくが、下流大学に入る事は絶対にやめておくべきだ。入学は簡単だが、就職する時に困る可能性があるから。確かに入学時の成績は余り高くないが教育熱心で、就職指導が充実している大学がいくつかあるし、知っている。但しこういった大学はごくわずかである。大卒に見合う職場に就職したかったら低レベルな大学に入ったらダメだよ。はっきり言っておくが、国公立の大学か、私学であれば産近甲龍、関東で言えば日大東海大レベルの大学に入学でき無いと就職で困るよ(一流大学でも成績が悪いと就職できないが)。これくらいのレベルの大学であれば余程変な成績を取ったり無謀な会社を受験しない限り何とかなる可能性がある。それと山内太地という人は東洋大学という非常に低レベルな大学(昔イタリアのローマで女子大生が襲われた(レイプされた)という事で有名な大学)を卒業しているからわざわざ書いているだけの話である。自分が低俗大学にしかいけなかったからくだらない本を書いているだけと思ってよい。本の中で「旧帝大系の大学や慶応早稲田レベルの大学は日本では一流大学であるが世界的なレベルで見たらそんなに高くない」と書いているが、「お前の卒業した大学のレベルは世界的なレベルでもたらどの程度なんだよ」といいたくなる。僕は大人だからこれ以上のことを書くのを控えるが下流大学に入学したら確実に困るのは入学した学生である。このことをよくよく考えよう。


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