家電量販店に買い物に行くと「ポイント大還元(又は大幅還元)」「他の商品よりもポイントの割合が高い」「いつもよりポイントを余分につけている」といった商品(又はサービス)を見かけないだろうか。客の側からすれば「ポイントを余分につけてもらえる」といってつい嬉しく感じてしまうものだ。しかし、この制度にはちゃんとした裏側が存在している。「ポイント大還元」を「よく行う時期」と「対象となる商品」にはいくつかの共通点がある。
・時期について
店にもよるし、地域にもよるため一概に言えないが、3月、5月末~6月中旬頃、9月、10月末~11月中旬頃に行われるケースが多い。3月9月は決算期・中間決算期の時期である。売上を伸ばすと同時に在庫を減らしておきたいという家電量販店側の都合であろう。5月末~6月中旬頃、10月末~11月中旬頃はボーナス商戦の直前である。ボーナス商戦の時期に大量の商品を入荷するので、その前に在庫を処分したい(減らしたい)というのがあるそうだ。
・商品について
「余り売れ行きの良くない商品(過剰在庫品)」「近々○○(メーカー)から新製品が発売される予定だという場合」にポイント還元セールを行って在庫を処分しようとしている場合がある。

このことから考えて必ず裏があると思ってよい。「前々から買いたい商品があった」と言う場合ならポイントが余分にもらえる時期に購入するべきかも知れないが、「ただ単にポイントが余分にもらえるから」と言う理由だけで安易に飛びついてしまうのはよくない。

お客に言えない「お店」のカラクリ―見えざる舞台裏

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