副業のスタート時に注意すべきことは、たくさんあります。

なかでも、無料奉仕事件は見逃せません。

多くのワーカーさんがネットでも経験を語っています。

ココナラとクラウドワークスでも、悪質な発注者に注意をするように、と呼び掛けています。

 

ココナラでは、出品作品を購入するという正規ルートでの申し込みなら、そんな心配はありません。

が、たとえばメッセージで問い合わせがきて、その中で仕事を請け負うことが決まった場合、報酬をいただかずに仕事をしてしまう、というケースがあります。

結局、まともな発注者なら報酬を払う時に「どうしたらいいんだっけ?」となるので、そこで我にかえった発注者と受注者が報酬を払う・受け取るという流れに戻れます。

 

メッセージ機能というのは、単にチャットのやり取りなので、ココナラは関与しません。

万一、上記のようなことが起きて、報酬なしで仕事を終えてしまったら──?

以下2つの方法で購入していただきます。

 

①出品作品を購入していただくように、依頼者にお願いする

②出品者側から「見積りをする」ボタンを押して、依頼者が見積りOKをして、購入するボタンを押す

 

心正しい人なら、報酬を払います。

なので、もし無報酬で仕事を終えてしまった際も、あわてなくて大丈夫です。

 

ここで大事なことがあります。

初心者の場合、低賃金で仕事を受けることが多いため、無償で終えてもあまり痛みを感じません。

 

「失敗したな」

 

ぐらいの感覚で、諦めてしまう。

たしかに何万円の報酬ではないので、ダメージは少ないですよね。

でも、でもなんです。

プロとして、成り立たない。

心が素人根性(言葉がよくないですが)のままでは、一流になれないと思います。

 

どんなに安くてもいいですが、無償はダメ。

それでは仕事と言えません。

奉仕です。

もちろん、最初からどこかの、だれかのために奉仕する場面はたくさんあるでしょう。

でも、仕事として受ける以上は報酬をきっちりいただかないと、お金のエネルギーとしてのパワーを寸断することになります。

結果的に、お金に恵まれない人生になってしまいます。

 

自分の仕事価値をゼロ円と思っている以上、お金は報酬として寄り付かなくなります。

潜在意識に、「自分の仕事は無価値だから無報酬OK」と書き込んでいるので。

豊かになりたい、と思いながら一方で自分の仕事には価値がない、と絶えず刷り込んでいる無意識層。

 

考えられないほどに大きな力で、無意識の刷り込み言葉が人生を作っていきます。

意識層ではなくて、無意識層の大きさ、深さが人の人生を左右するということです。

 

だからこそ、実力も実績もまだまだ、という段階で大切なことは、自分が自分の価値をしっかりと高める意識を持つこと。

低報酬でもいいんです。

中身の濃い仕事をして、プライドをもって事にあたれば。

謙虚さは他者への礼。

プライドは自分への礼です。

 

クラウドワークスでは、「仮払いが行われないうちは仕事をしないでください」と注意喚起しています。

システム的にも、仮払い前には仕事できないようになっています。

もっとも、仕事を請け負った時はうれしくて、つい先走ってしまうことはあります。

初心者の場合、特に。

また、システムのことを理解していないと、メッセージのやり取りの中で仕事を請け負うことになり、ついやってしまう、ということもあり得ます。

ココナラと同様に。

発注者も慣れていないと、そんな人為的ミスはあるあるです。

だれも悪くない。ただ不慣れだっただけ、、、ということ。

 

ココナラもクラウドワークスも、仕事完了にもかかわらず報酬の払い方がわからない、ということが起きた場合、正規ルートにいったん戻ることで解決できます。

 

クラウドワークスで上記段階なら、「仮払い前」でステータスが止まっているはずです。

そこでクライアント側に、仮払いをしていただくようお願いし(仮払い申請中という画面になる)、クラウドワークスが認めると、「仮払い完了です。お仕事を開始してください」というメッセージにかわります。

 

「納品する」ボタンを押して(すでに納品していても、クラウドワークス側に認めてもらうために)、再度データを送ります。

納品完了してクライアント側で認めれば、はじめて支払い完了となります。

 

遠回りですが、無報酬にはなりません。

 

こんな非正規な方法も、知っておくと便利だと思い記載しました。

 

みなさん、お金はしっかり受け取りましょう。

堂々と。

自分の仕事に誇りをもって。

低金銀だから、自分と仕事にはその価値しかない、のではありません。

今はまだ、だれもあなたのことを知らないから、時代が追い付いていないだけなのです。

だから、知られる工夫と努力が必要なんです。

広告塔にならないといけません。

自分が自分を宣伝して、自分がカワイイ作品を売り込んで、世間に役立つ存在だとアピールしないといけません。

 

でないと、本当にだれも気付いてくれませんから。

がんばりましょうね。