パソコンの最大の需要期となる春商戦に、思わぬ逆風が吹いている。米半導体最大手インテルのパソコン向け部品に設計ミスが判明した影響で、同部品を搭載した新型機で出荷停止や返品などの対応を余儀なくされている。対象となっているのが主力の高機能機ということもあり、パソコンメーカーの収益に与える悪影響が懸念される。
東芝は10日、1月28日から販売していたインテルの対象部品を搭載した製品の購入客に対して、無償交換の受付を3月をめどに開始すると発表した。すでに富士通、日本ヒューレット・パッカードなども出荷を中止しており、デル日本法人は対象部品の無償交換に加え、返品も受け付けている。
国内最大手のNECは、春商戦向けに投入する51モデルのうち、21モデルの発売日を未定とした。3D(3次元)対応パソコンなど高価格の主力製品が多く含まれており、「早期に事態が解決されてほしい」(NECパーソナルプロダクツ)と困惑する。
設計ミスがあったのは、インテルが1月に発売した最新の超小型演算処理装置(MPU)と組み合わせて使う「チップセット」と呼ばれる半導体部品。インテルによると、時間がたつと品質が劣化し、ハードディスク駆動装置(HDD)などの性能を悪化させる恐れがある。
インテルは部品の設計ミスを修正し、2月中旬から改良品をメーカーに供給する。ただ、全メーカーに行きわたるのは4月までかかるとみられ、メーカーは「春商戦の出荷計画の見通しが立たない。当面は対象外の製品で対応するしかない」(大手幹部)と懸念する。
パソコンメーカーにとって、春商戦は新入生や新社会人らの購入が活発化し、年末よりも販売量がふくらむ重要な時期。IT(情報技術)調査会社のMM総研の中村成希アナリストは、「対象となる製品の規模も大きいため、パソコンメーカーは販売目標の修正を迫られる可能性もある」としている。(三塚聖平)
インテル
やっちゃいましたね。
新型のCPUのチップセットの劣化問題。
今すぐに影響はでないみたいですが、
2、3年後にHHDに大きなダメージを与えるとか?
天下のインテル
ですが僕はAMD
も使用しています。
今最高のインテルcore i7シリーズでコアが4つ
AMD
はコアを6つにしてやっとそのi7に対抗できてるって感じw
技術がやはりインテルより劣る分価格は非常に安いんです。
これをきっかけにAMD
がどう対応してくるか?
と説いてみたいものですが
やっぱりインテル
でしょうねw
「猿も木から落ちる」ってのはこういうことなんでしょうね。