石造を求めて №93 楚洲のアナガー (沖縄県国頭村字楚洲)
 
 背後に丘陵地があり、その麓にある。長方形の水槽を囲むように上部に三段の石積みと前庭部を低い石積みで囲んでいる。やんばる地域のカー(井戸)は簡素な造りが多いがアナガーの石積は立派である。水槽上部三段の石積みは木の根の影響で手前側に倒れかかっている。残念ながら使用されてなく水はない。パパイヤの木が一本生えていた。

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水槽寸法(約)  幅7尺(2,100) 奥行4尺(1,200) 深さ3尺(900)
カーを囲む石垣はめずらしく、格調高い造り。 

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カー上部からの眺め、入口にはフクギの大木がある。 (撮影2018年6月)

 名称のアナガーとはアナ(穴)とカー(井戸)という意味か?つまり掘り下げ形式のカーである。
近くには円形の掘り抜き井戸もある。

 楚洲の村は蔡温と深いかかわりがあると言われている。やんばる(北部地区)には珍しい形態のカーは蔡温の影響があるように思う。