みなさんご無沙汰しております。福々めだかです。
梅雨でまだまだジメジメした時期が続きますねー。恵みの雨も、多すぎるとちょっと困っちゃいますね。
気温が低かったり、日照量が少なかったりすると、メダカたちも体調を崩してしまいやすくなるので、注意が必要です
かく言う私も、ここ最近体調を崩していたので、気を付けたいと思います
さて今日は、「稚魚のお引越し」についてです。
親メダカたちも、たくさん卵を産む季節。1カ月前に卵から孵った針子たちがある程度大きくなっていたりすると、新しく孵った針子たちを食べてしまったり、エサが針子たちまで行きわたらなかったり、という問題が起きたりします
そこで、初心者の方々にも簡単な、稚魚のお引越しについて今回は記事にしたいと思います
まず、メダカのサイズについて、大切なことをおさらいしておきます。サイズについては、多くの方で認識の差が多少ありますが、一般的なことを書かせていただきます。
~サイズについて~
針子(はりこ)…卵から孵ったばかりの小さなメダカ。針のように小さいので、こう呼ばれています。だいたい生後2週間が生存のカギで、2週間生きられたら生存率が90%を越えられると言っても過言ではないくらい、大切な時期。だからこそ、初心者の方にとっては飼育難易度が一番高い?かもしれません。
Sサイズ(まだ稚魚の部類)… ~1cm程度。今日の話題はこのサイズからターゲットになってきます。
Mサイズ… 1cm~2cm程度。普通に育てれば、おおよそ生後3ヶ月で体長2cmほどになり、産卵できるようになります。
MLサイズ… 2cm~3cm程度。色も揚がってきて、柄物などのメダカがかなりきれいになりだす時期。産卵も絶好調。おおよそ、生後半年~1年くらいの時期です。
Lサイズ… 3cm~4cm程度。生後1~2年ほどのベテランメダカ。色や柄もしっかりと表現されているはず。しかし、寿命を考えるとすごく長く楽しめるわけではないので、販売されることはちょっと少ない…はず。(私はLサイズは販売しません。)
XLサイズ… 4cm~程度。生後2~4年ほどのメダカ。メダカの寿命は、だいたい3~4年(改良していると少し弱い)、本当に長くて5~6年なので、少しお年を召されているメダカたち。
長くなりましたが、このSサイズを超えたメダカたちは、針子たちを食べてしまう可能性があります。
また、エサを食べる量が増えるので、針子たちにエサが行きわたらなくなっちゃいます。
そこで私は、Sサイズを超えたメダカたちは、お引越しさせることをお勧めします。
針子たちをその容器に増やさなければいいのでは…?というご意見もありますが、それについては2つの理由があります。
1つ目は、成長違いです。例えば、1週間の間、同じ容器に針子を入れ続け、飼育をしたとします。すると、早く大きくなる子や、いつまでたってもなかなか大きくならない子が出てきます。これが成長違いです。人間にも個人差があるように、メダカにも個体差があります。すると、小さい個体はいつまでもうまくエサを食べられなかったり、他の子に追っかけられたりしてストレスがたまり、死んでしまう可能性が高くなってしまうのです。
2つ目は、水質の悪化です。不思議ですが、メダカはサイズが小さいほど、水質の影響を受けにくいです。ちょっとくらい汚い状態でも、小さいサイズのメダカはへっちゃらです。
だからこそ、1つ目の理由のように成長違いのある容器内は、針子を吸ってしまう可能性があるので水替えがなかなかできません。針子たちは問題ないのですが、大きくなってきた稚魚たちはそうはいきません。ある程度きれいな水に入れてあげる必要があるので、このメダカたちをお引越しさせてしまおう…というわけです。
さて、前置きが長くなりましたが、いよいよ方法についてです。
網ですくっていくと、異様に大変なので…。
初心者の方にはこれをお勧めしています。
100円均一に売っている、野菜の水切りボウルです 目が細かいものと、粗いものがあると便利ですよ!(これはちょっと粗いものです)
針子たちは穴からすり抜け、Sサイズ以上だけが水揚げされたみたいになりますので、この子たちを新しい容器に移動します
もちろん、このSサイズ超えの子たちも、グリーンウォーターで育てるのがいいですよ
サイズがある程度大きいので、容器の掃除もしやすいです
以上、稚魚のお引越しについてでした
そしてオマケ。針子や稚魚たちの容器はほとんど掃除する必要はないんですが、もし掃除するとなったときのやり方を書いておきます
普通によくあるシュポシュポで底面を掃除します。できるだけ細いものを使うといいですよ
そして排出口のところに、ボウル(穴が開いていない方)と網(大きいものがオススメ)をセットし、稚魚のキャッチポケットにします
ここに溜まった稚魚たちを、別の小さい網を使って掬い(救い?)、容器に戻します
大きくなってきたメダカたちは、色も出てきたり、柄も出てきたり、さらに愛着が増しますよね
ぜひ、生存率100%を目指し、大きく丈夫に育ててあげてください!
次回は、選別について記事にできたらと思います
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