第二十七夜です。

 今夜は、女性には苦手な話題と思います。

 私は世界史が好きで、いろんな歴史ものを読んだり、見たりしてきました。

 つい先ほどまでタイからの留学生の男性と飲んでいたときに、お互い酔っぱらって出た話です。

 「先生、なぜ日本人は自国の歴史を学ばないのですか。日本のおかげでアジアのいまがあるのに、誰もそうは思っていないように思えます」

 私は、知り合ったばかりの学生さんに先生と呼ばれて、恐縮していましたが、彼のその言葉に???ってな感じでした。

 彼が言うには、日本が第二次世界大戦、アジアの中では大東亜戦争を起こさなかったら、いまの東南アジア各国は存在していなかった、というのです。

 私は、それを聴いて、アッと思いました。

 確かに、第二次大戦(≒大東亜戦争)終了後、戦勝国であった欧米各国からの独立で、タイ、マレーシア、ベトナム等たて続けに国が独立を果たしていました。

 それぞれの国は、小柄な体型が似ている日本が欧米相手にアジアでは唯一独りで戦っている、それも圧倒している。日本に出来るのならば、自分たちも。と勇気をくれたのは日本だというのです。

 そうなんですね。この第二次世界大戦終了をきっかけに、東南アジアの国々は支配国欧米各国からの独立を果たしていきました。東南アジア各国からは、欧米列強の支配から解放されるきっかけを、日本が身を挺して与えてくれた、と解釈してくれています。

 私は、特別愛国心が強いわけでもありません(せいぜいスポーツ位です)。日本軍が中国や韓国で酷い事をしていたというのも学びました。しかし、その負の面だけではなかったんですね。

 私がやったことではありませんが、今を生きているアジアの国々から称賛される行為もしていたという事実だけは知っておきましょう。

 それは、尊い命を犠牲にして、やむを得なく戦線に立たざるを得なかった先輩たちへの想いとして必要だと思います。


 戦争は、恥ずべきことであり、絶対に避けなくてはいけないことです。私はそう思っています。ただ、過去の歴史において、それがされてきたことを事実として学び、ご先祖様、先輩方のいたたまれなかった気持ちを想像することが、自分たちには義務としてあるのだと思います。

 終戦記念日一ヶ月前として記事にさせていただきました。失礼しました。m(__)m



今夜のオープニングは、
アメリカのモンキーズ『デイドリームビリーバー』です。
メロディは聞いたことのある方が多いと思います。今夜は本家以外の方のメロディもエンディングで入れています。




今夜のお酒は、『ズブロッカ』


$裏通りのバーテンダーのブログ




ZUBROWKA(ズブロッカ)って何?

ポーランド産のウオッカで、ボトルの中に
バイソングラスという細-い草が1本入っています。
ボトルにはたくましい野牛が描かれていて、
その牛が好んで食べる草なのだそうです。
日本の「桜餅」の香りがするお酒で、アルコール度は40%。

スーパーでよく売っています。安いですよ。

お勧めの飲み方


①ボトルごと冷凍庫に入れておきます。
オイルのように少し「とろっ」となります。凍らないです。

②それを、やはり冷凍庫で冷やしたワンショットグラスに注いで
  ぬるくなる前に一気に飲み干します。
  冷たい液体が体温で温まって喉の奥や食道、胃がカーッと熱くなります。

③それを解消する為にチェイサーとして
  水でなくキンキンに冷えたビールを飲みましょう。 

体温で温まったアルコールが一気に吸収されて、
みるみる泥酔していきます。
この感覚は面白いですよ。

ストレートがどうしても飲みづらいという人は
アップルジュースで割って「シャルロッカ」にしてみましょう。




$裏通りのバーテンダーのブログ




あまりトレンデイ系ラブソングって好きにはなれないのですが、なぜかこの歌は今でも耳に残っています(^_^;)同グループのバスケアニメエンディングが好きだから?かな…




離婚からの復縁実話『御崎家のピンチ』第六話

 寄りを戻したいのに、なぜ離婚なんだ?という俺からの問いに、

 「達也は冷静に話をしてくれなかったでしょ、聴いてくれなかったでしょ。私の話」

 馬鹿じゃねえのか、大金払って。と小声で言ったものの、ユキエの言い分にも一定の理解はできた。

 事業の事で、家の中でも、俺は戦闘モードだったのだった。どうすれば売り上げを上げられる?どうすれば客数を増やすことができる?そういうことばかり頭の中を占めているから、家に入れる生活費の低さとかに想いを馳せることができていなかった、そのお金で生活をやりくりせざるを得ないユキエの心中まで思いやることが出来ていなかった。今、それがわかる。ユキエは、今の状態の俺を求めていたのだった。

 「わかっているよ。お前の気持ちは。……いまは、な」

 「ゴメン。こんなことをしてしまって」

 先に謝られると、何も言い返すことさえできなかった。ユキエにとっては、これでようやく夫婦間の調停に入っていけるという認識なのだろうと思った。別れることを前提の調停ではなく、仲を回復させるための調停。

 「でもさ、弁護士さんは、そんな復縁の可能性に触れるようなことは一切言ってなかったぞ。弁護士さんには言わなかったのか?」

 「ううん、最初から言っていたよ。ただ、弁護士さんは、先ずは明確に法律上他人同士になりましょう、って言われたの。それからの話し合いは個々人対等に大人としての話し合いができますよ、って」

 対等に、大人同士の、というフレーズに反応した。

 ということは、ユキエは俺との話し合いにおいて、そうではない気持ちを持っていたのだった。それにも気づかされた。

 「で、ようやくこれで、俺と対等になんでも話せるようになったんだな」

 「そんな嫌味に言わなくてもいいでしょ」

 そういう言葉を発しながらも、久しぶりに見るユキエの微笑みに、少し安堵感を感じた。

 「俺も悪かったと思う。この四か月間のことは忘れよう。で、今後どうしたいんだ?」








ペタしてね


(続く)