競馬界では一番の花形・騎手
騎乗依頼を行うのも、調教師の重要な仕事
そこで本日は「騎手への騎乗依頼」のお話。
騎手は誰が決めているの?
調教師が決めているの?
など質問を頂くことがあります。
その答えとして
基本的に「オーナーの意向」です。
オーナーによって、3番手まで指定される方、12番手まで指定される方など様々。
基本的にその順に依頼していきます。
その他「馬に合いそうな騎手で調教師のお任せ」も存在します。
お任せの場合、これまで厩舎の馬で良い成績を出している騎手に、依頼が偏っているのは事実。
主催者から番組表・登録馬が発表され、その翌朝には厩舎担当のトラックマンが通称「ゲラ」と呼ばれる想定メンバー表を作成してくださります。
それを元に、お手馬が重なっていないか等を確認して依頼。
現在、依頼は騎手に直接ではなく、エージェントを通す事がほとんどです。
依頼後、翌日または翌々日に騎乗の可否の返事があり、騎乗出来ない場合には、また次の騎手へ依頼します。
人気騎手の場合、1巡目で騎乗馬が決まってしまう為、2巡目以降で決まらない場合、騎手選定がもつれることもしばしば。
オーナーから「森騎手、矢野騎手、笹川騎手の順で。」と依頼があった場合でも、森騎手に断られた場合、矢野騎手、笹川騎手が騎乗出来る事は稀です。
騎乗依頼は、プロ野球のドラフトのようなものだと思っています。










