レース後、ダートコースに大型のハロー車が数台入り、たちどころに馬の足跡が消えていくのは圧巻ですよね。
そこで今回は「馬場整備」のお話。
私はレース後や調教後にハロー掛けにより、馬場が綺麗になっていく姿を見るのが大好きです。
小林分場の馬場開門時間は2:00〜8:30
この時間内に調教を終え、閉門後は馬場整備の時間です。
私は調教後の時間に馬場へ行き、馬場整備を見ていることが多いです。
また雨の後など特に気になる時には、午後の仕事前に実際に馬場を歩き、馬場状態を確認した上で翌日の調教メニューを組みます。
(綺麗な馬場に足跡をつけて、申し訳ありません。)
そのような私の姿を見掛けると、馬場整備されている方が「今日はこうしたよ、明日はこうするよ」「明日の馬場はいいよ」と声を掛けてくださります。
小林分場では、朝の調教後そして午後の合計2回ハロー掛けをしているようです。
朝はボロや落鉄を拾い、粗めにハローを掛け、午後は丁寧に仕上げを行っているイメージでしょうか?
今度、理由を聞いてみたいと思います。
砂の水分量が多い時には、午前・午後の2回ハロー掛けを行うことにより、馬場の乾きも早くなります。
ハロー掛け前↓
ハロー掛け後↓
とても綺麗に仕上がっていますね。
水分量が少ないと更にサラサラになります。
乾いていれば良いという訳ではなくパサパサになり過ぎると、馬が着地した際に砂が弾けて地面を上手く掴めず走りづらくなります。
私の理想は、若干の水分を含み、ややグリップの効くふかふかの馬場です。
ただ気温の低い時期は、馬場凍結の可能性もあるため水を撒く事が出来ず、管理も難しそうです。
今朝の小林分場の最低気温はマイナス6度でした。
また先日、まとまった雨が降ったため、馬場は水分をたっぷり含んでいます。
このような時は、馬場凍結を防ぐため馬場開門の2:00直前までハロー掛けを行い、調教が円滑に行えるよう管理されています。
夜中、そして寒い中、馬場整備を行われている方には心より感謝しております。
今後の課題として、調教時間の中間にハロー掛けが実施され、少しでも故障のリスクが軽減されることを望みます。