今年の夏は本当に暑かったですね。
皆さんご存知のように馬は多湿と暑さが苦手です。
涼しい時期には元気いっぱいの暴れん坊さんでも、暑いと途端に大人しくを通り越して元気がなくなります。
厩舎でも出来る限りの暑さ対策を行なっています。
屋根には冷たい井戸水を流して建物自体に熱をもたない工夫を。厩舎内の気温は2〜3度下がり明らかな効果を感じます。
馬房は換気に気をつけ、扇風機もフル稼働。
今年からはアンペアをあげて1馬房につき扇風機2台体制に。
これだけでも随分と違い、大きく体調を崩す仔もいなく、夏を乗り切りました。
ただこの暑さがデフォルトとなったら、エアコン必須ですね。
来年の夏までには、何らかの対策を行います。
レース後は、すぐに冷水で馬体を冷却し、電解質を与え十分に飲水させます。
レース後に熱中症の症状のある仔は、すぐに獣医師を呼び補液も行います。
主催者も、装鞍所引きつけ時刻を送らせ、パドックの周回数を減らしたり、装鞍所・パドックへのミスト設置、洗い場への冷水シャワー設置など対策を行って頂いています。
競馬場・厩舎が少しでも馬に優しい環境になるよう、今後も管理を工夫していきたいです。