一度壊してしまったら、
もう元には戻せないものへの
畏敬の念を持たない人はきっと、
自分の体も無神経に扱うのだろうな。
山道を、登山道整備という名の下で過剰な伐採をしたり
延々と階段をつくって看板を立てて
人工物だらけにしたりする人は
家族の忠告も聞かずに不健康な暮らしをして
病気をして立てなくなって
挙句の果てに、妊娠している若い介護士さんに、
「ひっぱってくれ」「立たせてくれ」というような人に
なんだか似ているな。
そんな人が目の前にいようものなら、
私は、叩き倒してしまうだろうな。
少なくとも、心の中では
これを読んでいる人は、
くれぐれも、そんな人にならないように
いてほしいな。
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登山道にむやみに階段をつけるのは、
足の自然な運びを知らない人のやり方なんですよね。
階段をつけて、「どうだ、楽になっただろう」と考えるのは、
体力のある人や、脚力のある人の自己中心的なやり方です。
低山ならなおのこと、いろんな人が登りに来ます。
むやみに階段をつけないで欲しいです。
結局、その階段の横にふみ跡が増えて
道ができるを知っていますか?
小股にでも、大股にでも、まっすぐにでも、斜めでも
自分で足の置き場所を選べる斜面のほうが
楽だからなんですよ。
あなたの体も、自然の一部。
傷めすぎないよう、
大事にしてあげてください。