ものごとには、明るい面もあれば暗い面もあります。どちらから、どう見るかによって、変わってしまうものです。たとえば、介護の現場を暗いとみる人は、暗い面をとりあげるだろうし、明るい面を見る人は、希望や幸せのストーリーを描き出すでしょう。
   
介護の仕事とは、家族を丸ごと見守る仕事といっても過言ではありません。毎日仕事をしていればいろんなことがあって、後悔することがあれば、嬉しい瞬間も、勇気づけられることも、励まされることもあります。介護はけっして暗い仕事ではなくて、お年寄り特有の、あのゆったりとしたリズムやテンポのなかで、私なりに楽しく、心地よい瞬間を感じながら、夢中で働いてきました。
  
ただ私は、お年寄りが大好きですけど、人生のある時点で、老いることのネガティブな面まで丸ごと受け入れたわけではないんだということに、気が付いてしまったのです。
  
老いを否定している未熟な自分は、カッコ悪いと思いました。老いも衰えも、ありのままに受け入れられるカッコいい大人にならなくてはいけないと思いました。だけど、本心のところでは、100を数える歳になっても、心と体は若いほうがいいと思ってしまったんです。そして、高齢の人のために、これから高齢期を迎える人のために、まだやるべきことがあると。さらに、介護の仕事で体を壊す人がいるのも、見逃すわけにはいかないと思った。

 


   


私は、いくつになっても回復をめざし、体を守り、立ち続け、歩き続けられる人をつくる理学療法士であるがゆえに、一生、老いにも、重力にも抗い続け、人のうちに眠る「生きる希望と未来」を目覚めさせる生き方を、選んでいたのだろうと思います。いつしか、それでいいんだと思うようになりました。
 
今日、ある人のカウンセリングしながら、自分が何に情熱を感じて、夢中になれるのかを、再認識しました。ここまで読んでくださってありがとうございます。私を信頼してカウンセリングを受けてくださったあなたにも、ありがとう。
 
情熱を感じられることに注意を向けて、人生時間の使い方をあらためれば、嫌なことや痛みなど、本当にまるごと消えてしまいます!

 

あの時、挑戦しておけばよかったと思うようなことのないように。後悔しない生き方を!全身の細胞がわきたつような経験を!

 

ある方からLINEにメッセージをいただいていました。「肩こりがひどくて凝ってるのが普通の状態。凝ってないっていう感覚がわからないくらいです。10秒ポーズをやって力を抜いたとき肩や背中がフッと楽になります。普段、肩や背中が力んでいるんだなあと思いました」 

 

そうです、その感覚を覚えておいてください!