誰かの声が 誰かの力になっている。 | 言葉は言霊 ~話す言葉によって未来が変わる~

言葉は言霊 ~話す言葉によって未来が変わる~

人の身体は、食べたもので作られる
人の心は、 聞いた言葉で作られる
人の未来は、話した言葉で作られる

いい言葉を聞いて、心を豊かにし
いい言葉を話して、明るい未来を作りましょう

 

 

この女性は、小林由美子さん

 

兵庫県尼崎市で本屋を経営する方。

 

一躍有名になったのは

この本のモデルになったことがきっかけ。

 

 

「仕事で大切なことはすべて

 尼崎の小さな本屋で学んだ」

 

 

その小林さんが、日本講演新聞

『街の本屋 店主のつぶやき』を掲載していました。

 

 

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先日、23歳の孫娘が職場の先輩に誘われ

同僚と一緒に生まれて初めてのマラソン大会に挑戦した。

参加したのは1月29日に開催された

「大阪ハーフマラソン」だった。

走ることに何の興味もないどころか

恐怖さえ感じている私にとって

長距離を走った経験がない孫の挑戦は

無謀としか思えなかった。

参加を決めてからというもの、

孫は毎日朝早くに起きて

同僚とトレーニングに励んでいた。

けれど、大会当日は

2時間以内にゴールインした者を

完走とみなす制限時間に

ほんの数分届かなかった。


1か月後、驚くことがあった。

 

 

ハーフマラソンを走った孫が

2月26日に開催された

「大阪マラソン」の応援に行ってきたというのだ。

 

しかも知人の応援ということではなく

走っている見知らぬ人たちに

「頑張れ!」と声援を送るために……。

孫は、

「自分が走ったとき、

 沿道から応援してくれている

 見知らぬ人たちのおかげで

 頑張って走りきることができた。

 だから自分も応援をしに行こうと思った」

と話した。
 

 

実感を伴うその言葉に、

我が孫ながら「素晴らしい」と思った。

 

そして、以前読んだ2冊の本を思い出した。

1冊は、

こかじさら著『負けるな、届け!』(双葉社)である。

25年間勤めた会社を

理不尽な理由でリストラされ

落ち込んでいた女性が、

友人から誘われてマラソンの応援をしに行く。

そこで、

「一人でも応援してくれる人がいると

 人は頑張れる」

ということを知る。

 

さらに、

実は大声で応援していた自分のほうが

元気をもらっていたことに気付き

新たな一歩を踏み出すという物語だ。


~中略~


「人は人から元気をもらい

 救われるものなのだ」

 

孫の言葉と2冊の本を通じて

私はあらためてそう感じた。

 

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素敵な話です。

 

観客へのインタビューでも

・私たちの方がパワーをもらいました!

・応援するはずが逆に元気をもらいました!

 

 

こういった声はよく聞きます。

 

応援する人も、

応援される人も、

 

誰かの声が

誰かの力になっている。

 

 

そう思います。