自分の功績を
自分だけの手柄にしないこと。
これをやって信頼を失う人は
意外なほどに多い。
それが自分の手柄であったとしても
人生はチームで進めるものだ。
自分でやったことであったとしても
それを周りの手柄として
人に伝えるくらいの器量を
持ち合わせていないと
いいリーダーにはなれない。
「あの人のおかげで」
この言葉を使って、
器量は持っていたいものだ
~永松茂久さん~
学生時代、早朝のビル掃除のアルバイトをしていました。
四ッ谷にあるビルで
各フロアを掃除機をかけ
玄関のモップかけをするのが日課でした。
掃除が終わって
管理者がいる部屋に挨拶に行くと
いつも色々な人生訓を聞かせてくれました。
「福田君、
この言葉を覚えておくと良いよ」
コピー用紙にサラサラと書いてくれた言葉が
責は将のために
賞は兵のために
当時は、”いい言葉だな”
くらいしか思いませんでしたが
ものすごく深い言葉です。
まさに
自分の功績を自分だけの手柄にしないこと。
そして、最後の責任は大将がとる。
逃げてはいけない、ということ。
俺が、俺が、の”が”を捨てて
”おかげさま”を大切にする
俺様リーダーではなく
おかげ様リーダー
平成元年
「福田君、
この言葉を覚えておくと良いよ」
と言って書いてくれた言葉は
令和の今も、
いや令和の今こそ、力を発揮する言葉ですね。