みやざき中央新聞から学ぶ | 言葉は言霊 ~話す言葉によって未来が変わる~

言葉は言霊 ~話す言葉によって未来が変わる~

人の身体は、食べたもので作られる
人の心は、 聞いた言葉で作られる
人の未来は、話した言葉で作られる

いい言葉を聞いて、心を豊かにし
いい言葉を話して、明るい未来を作りましょう

私は都内に住んでいますが、

みやざき中央新聞を読んでいます。

 

この新聞は、配達されるものではなく

ウェブ上で読むことができる会員制のサイト。

 

各種講演会を取材して、

・面白かった話

・感動した話

・心温まった話

・ためになった話を

講師の方の許可をいただいて掲載している新聞です。

 

今週、とても興味深い記事が掲載されていました。

 

 

 

その1 「以上です!」 ~感動もウケも狙わない~ 

 

今日はスピーチする上で大切なことを三つお伝えします。

その一つ目が「目的を明確にすること」です。

これは「何を喋るか」よりも大事なことです。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

例えば、結婚式のスピーチを頼まれたとしましょう。

「何事もなく無難にやり過ごしたい」と思ったら、

スピーチの練習なんかしなくていいです。

 

YouTubeなどの動画サイトに、

結婚式のスピーチがいっぱい出てきます。

 

その中で、「これならやりやすそう」と思ったものを紙に写して、それを読めばいいのです。

そして、オープニングでこう言います。

 

「私、こういう場は不慣れなので原稿を読ませていただきます」と。

それでも聴いている人は

「なんだよ、ちゃんと覚えて練習してねぇのか」なんて思いません。

はっきり言います。

 

結婚式の主賓スピーチって、誰も期待していません(笑)。

考えてみてください。

結婚式で、「わぁ! 主賓スピーチだ! どんな話をされるんだろう? 楽しみだなぁ!」と期待している人っていますか?

 

いませんよね(笑)。

ということは、

結婚式の主賓スピーチで一番大事なのは、

ウケを狙うことでも感動させることでもありません。

「短く終わらせること」が大事なのです(笑)。

 

それが聴き手にとって一番のプレゼントです。

もっとはっきり言っていいですか? 

 

主賓スピーチをすごく短く終わらせると、

後で必ずこう言われます。

 

「素晴らしかったです」と(笑)。

それから社長さんなんかにはよくあることだと思うんですが、

何かの会で「最後に一言お願いします」と急に振られた時、困りませんか?

ウケを狙おうと思ってダラダラ喋って、

イマイチ反応が薄いから、話を足して、足して、足して…

 

だんだん何を喋っているのかわからなくなって、

最後は半ば不時着みたいな微妙な雰囲気で終わること、ありませんか?

そういう時にとっておきの方法があります。

 

「あっ、もう空気が微妙だな」と思った瞬間、

「以上です!」と急に叫ぶといいです(笑)。

 

コツは「明るく」「大きな声で」です。

そうするとどうなるか。

笑いと拍手が起きるんです。

だって聴いている人はずっと「大丈夫かなぁ…」

「早く終わらせてあげて」とハラハラしていたわけですから(笑)。

お互いに思っていることは一つなのです。

 

「早く終わらないかな」(笑)。

これ、とっておきのことなので、何よりも先に伝授しておきます。

 

 

この講演をなさったのが、炎の講演家・鴨頭嘉人さん

 

 

私も一度お目にかかったことがありますが

超前向きなパワフルな方。

 

今週号のタイトルは、その1 とありますから

来週以降も続くのかもしれません。

 

また紹介しますね。

 

以上です!