しばし、添乗の思い出にふける私 | 言葉は言霊 ~話す言葉によって未来が変わる~

言葉は言霊 ~話す言葉によって未来が変わる~

人の身体は、食べたもので作られる
人の心は、 聞いた言葉で作られる
人の未来は、話した言葉で作られる

いい言葉を聞いて、心を豊かにし
いい言葉を話して、明るい未来を作りましょう

3連休初日の東京駅は

旅行会社の旗、旗、旗。

 

混雑する中を

添乗員の方がお客様をホームに誘導しています。

 

お客様の顔には笑顔が溢れています。

 

 

この時期は、日本各地で紅葉が見ごろですから

ツアーもたくさん出発します。

 

私はツアー客とは別に、一人で新幹線に。

 

 

それにしても、いまだに添乗旗を見ると

体がそわそわしてきます。

 

 

 

新幹線車内では、

しばし、添乗の思い出にふける私。

 

 

 

朝の挨拶

お別れの挨拶など

マニュアルはあるものの

自分のオリジナルをプラスして伝えることもあったなぁ。

 

 

例えば

この時期であれば…

 

芸術の秋、行楽の秋、食欲の秋です。

秋晴れの良いお天気の中、お集まりいただきましてありがとうございます。

皆様、おはようございます。」

 

とか、

 

天気が悪い日は…

 

「昨日、天の神様あてに

『今日は晴れるようにしてださい』と郵便を出しました。

ただ、速達ではなかったので、

まだ手紙が届いていないようです。

今は雨模様の空ですが、手紙が届いたら晴れてくると思います。」

 

とか、

 

グループのお客様がいて、

賑やかになりそうだなと思ったときは先手必勝!

 

「バスの中は静かに過ごしたい方や

久しぶりに会った友人と語り合い方など

人それぞれですので、ご自分の楽しみ方でお過ごしください。

ただ、ご自分の楽しみ方が

周りの方に影響を及ぼすこともありますので

その点はご理解くださいませ。」

 

など、言い方や伝え方には工夫をしました。

 

通り一遍のマニュアル文だと

あぁ、いつものアレね。

と右から左へスルーされてしまいますからね。

 

 

一緒に乗り合わせた団体客の

楽しそうな会話を聞きながら

『楽しい旅になるといいですね』と願いながら

一人、新幹線を降りるのでした。