先日、あるバス会社へ面談に行きました。
その時、車庫に止まっていたバスをパチリ。
このカンガルーマーク、かわいいですよね。
私もこのバスに乗って添乗したことがあります。
サービスエリアに停車していても
カンガルーは目立つので、迷うことはありませんでした。
このバスで添乗したときのこと。
風邪を引いてしまって声が出なくなったことがありました。
声を出すと、倍になって咳が出てしまうので
必要最低限のことしか喋ることが出来ません。
いよいよ東京到着間近になり
お別れの挨拶をする段になりました。
いつもなら、旅行行程を振返り、
こんなことがありました
〇〇を食べました
〇〇を観光しました
などと話をするのですが、どうしても声が出ません。
「皆さま、この度はありがとうございました」
それだけ言って頭を下げる私。
頭は上げません。
すると拍手が沸き起こってきました。
それでもまだ頭は上げません。
拍手の音はもっと大きくなってきます。
どれくらいの間、下げていたかは覚えていませんが
頭を上げたとき、軽いめまいが起きました。（冗談）
感謝の気持ちは
言葉にしなくても、態度で伝えることが出来るんだ。
美辞麗句を並べるだけが全てではない。
ともすれば
マイクパフォーマンスに走りがちですが
中には静に過ごしたいというお客様もいらっしゃいます。
話のネタや情報量など
引き出しは沢山会った方が良いに決まっていますが
分量を間違えると、雑音になってしまいます。
怪我の功名とでもいうのでしょうか
言葉だけでなく、
態度で表現することの大切さを学んだ添乗でした。
見覚えのあるカンガルーに
過ぎし日を思い出すのでした。