2月27日(火)

 

投薬後2日目

 

午前中、看護師さんから

近くの学校から来る看護師の卵ちゃんが

3日間、病院内で教育実習をすることになったので

ご協力頂けますか?
とお話を頂きました。

 

基本的には看護師さんについて仕事を見て回ったり

患者さんとコミュニケーションをとったりするのが目的とのこと。

 

午後にやってきた彼女は小柄で色白でとても細く

黒髪を後ろで結んだ、可愛らしい女の子。

 

嬉しくて色々なことを聞いてみた。
学校の話や、バイトの話、好きなことなど

私は仕事の話を(私=カフェ運営会社の社員・デザイン部)
そして彼女がうちのスイーツビュッフェに来たことがあると言って盛り上がったり。

彼女の家の近所にも他のカフェ店舗があったので、ついでに宣伝も。笑

 

そして、抗がん剤の話になった時に

彼女が、実は私もやったことがあるんです、と教えてくれた。

 

14歳で卵巣嚢胞がんの手術で片側全摘出と

4ヶ月以上に渡り4クールの抗がん剤治療入院という

闘病生活を体験していた。

 

かなり大きな腫瘍だったらしく

脱毛だって、思春期にはきついだろうし

壮絶だったんだろうな、、と思うけれど、想像が追いつかない。

でも、今はとても元気そうで、

当時、小児病棟で働く看護師さんを見て

いまは、それを目指して頑張っているそう。
 

かわいい新人さんだと思っていたら大先輩でした、、。

夢を叶えて活躍してね。

 

わたしもがんばろう。

 

 

夕食後は、お部屋のマダムたちと猫トーク。
今は4人部屋に私を含め3人しか居ないのだが

なんと全員が猫派!猫狂!という。猫部屋なのです。

 

それぞれの猫グッズを見せ合ったり、飼い猫の話で盛り上がり

みんな元気になるひと時。うれしい。

きっと、みんな同じ様な治療をしているので

また次回も会えるといいな。

 

 


2月28日(水)

 

投薬から3日目

 

朝方、目が覚めてトイレへ行き、かなりの酔っ払い状態に気づき

「あ、、これは来たかもなあ、、」と

ベッドへ戻る頃には恐怖のぐるぐるが、、耐えてても辛いだけなので寝る。

毎朝、早朝に吐き気止めの点滴がセットされていて

朝食前にはかなり吐き気は抑えられていた。

 

でも朝食が出てくると、少しげふっとなる。

母がここ何年か梅干しを漬けていて、入院するたび差し入れてくれる。

今年の分は奮発して南高梅を沢山買ってきて漬けたので

香りも良くて柔らかくて美味しい。(しかし、すごく酸っぱい)

今回は食べやすく包丁で叩いて持って来てくれていたのだけど

毎回、口腔がんの患者に刺激物ですか、、と嫌味を言ったりする。


今は、それをお粥に入れるだけで俄然食欲が湧くので助かっています。
今日も持って来てもらう予定。

嫌味言ってごめんね、梅干し心待ちにしてます。

只今、10:30 吐き気止めも効いて、日記書けてます。


今日はこの後、日曜日ぶりに入浴。

ふやけて首の膿胞が破れて膿放出。ガーゼを当てる。
 

昨日あたりから顎周辺の痛みは、大分緩和して

今朝の痛み止めは、カロナール1錠(処方では食後3錠ずつ)を飲む程度。
 

<20:30 追記>

その後、緩和チームの先生と相談して、しばらくはカロナール2錠を飲んで

必要量を判定することに。


主治医からは、
「3日目もこんなに元気なら、今回はこれ以上ひどくならないかもね」と言われる。
毎日、明日はダウンするかな、、明後日かな、、とビクビク過ごしていたので

ちょっと安心。

14時からはソーシャルワーカーさんと面談。
15時ごろに母が来て、梅干しを受けとり、
合間に入れ替わり立代わりに来る、医師や緩和チームの先生方と
ご挨拶や相談をしたりしつつ、あっという間に夕方に。

16時半頃、同級生で同僚でもある友人が会いに来てくれる。
母と久々に再会して、母は先に帰宅。

忙しい中、会いに来てくれて、いつも助けてくれる友人に感謝です。
久しぶりに同級生でも集まりたいなぁ。


順調にいけば来週火曜日には退院!という目処が立ちました。