こんにちはーfukuchinです^^;

 

前々回の記事の最後に紹介していました、フェンダームスタングとレスポール

カスタムの製作が完了しましたので事後報告します。

 

これがその時の作り始めた状態のものです。

作りながら微妙にボディ形状が違っているので修正をしながら削り直しをした

ところです。

 

まずは完成品をご覧くださいませ。

ムスタング(上)は弦長が短い※ショートスケールモデルなのでボディが小ぶり

で幅もかなり狭い感じのフォルムです、ボディ下の方をかなり削り直しました。

※スケール長とは(ブリッジから0フレットまでの長さ)

   ロングスケール    約648mm  フェンダー系のギター

 ミディアムスケール  役629mm  ギブソン系のギター

 ショートスケール   役610mm  ムスタング、ジャズマスター ZO3

 

レスポール(下)は前回はスタンダードを作ったのでカスタムにしました。

カスタムは普通は黒か白、ワイン色なのですが、KISSのエースフレーリーモデ

ルを再現しました。

実はGrecoというメーカーのEG600PRというエースフレーリーモデルのコピー

品を持っていたのですが手放してしまって、つい懐かしくなって再現しました。

 

ボディの造形はアーチのあるボディ表面なので難しいです、少し厚手の板を削り

込んでいきます。

 

横から見るとブリッジ、テールピースの当たりが盛り上がって、ネック側に行くに

つれてなだらかになっています。

 

材料長が足りず継ぎたし状態になりました、木目が合わずみっともないですが初め

は黒にするつもりだったのでこれで何も問題なかったのですが、仕様変更する段に

なって木目がモロ見えになるので少々悩みましたが、あまり気にしないことにしま

した。

 

ネックはすでにブルーベリーの木で作っていたので、表面を再度研磨で整えてヘッド

にツキ板代わりにプラ板を貼りました。

 

ネック接合部の加工が一番気を使います、慎重に慎重にノミで削ります、レスポール

はネックに傾斜が付いているので接合部も慎重に斜めに削ります。

 

ネックを接合したところです、隙間はパテで埋めてヒール部の造形も行います。

 

 

着色をしていきます、黄色と赤のバースト塗装です、これは前回のスタンダード

でもやりましたね。

 

裏面も同様なバースト塗装となります、ネックもバースト塗装になります。

 

 

ネックにフレットを着けるため切り込みを入れていきます、鋸の目立て用ヤスリ

で丁寧に切り込みを入れていきます、その後針金を接着していきます。

 

ベッド部のパーツ取り付け後、弦を張って行きます、マークはステッカーをPC

で作成して貼り付けしただけのものです、糸巻きはプラバンで軸は釘を差し込ん

で切断しただけのものです。

瞬間接着剤が乾いて白濁してしまいましたが、ベビーオイルをぬると消えます。

 

ブリッジ側の状態です、今回はピックアップが3個ついています、前回と同じ方法

でブリッジとテールピースを作りましたが、各段に要領がよくなっていますので、

なかなかきれいな仕上がりとなりました。

 

ボディの縁にエスカッションという白い装飾がはいっているのですが、本来は細い

黒線が3本入ってます、さすがにこれは再現するスキルがないので白いままです。

しかしボディ裏側にも入っていていいアクセントになってます、ボディ横は若干茶

色の濃い色合いとなってなかなか美しいです。

 

裏面も華やかですね、特にネックの色合いなんか最高ですね、ただ茶色いだけの

スタンダードと比べたらその差は歴然です。

スタンダードのそれはそれで渋くていいのですけどね。

 

 

それはそうと裏面はPUスイッチとボリウム、トーンコントロールの位置にボディ

をくり抜いたためプラスチックカバーがあるのですが、完全に付け忘れてます、

見えないところだしなくてもいいかとは思いますが・・・

やっぱり、暇がある時に付けとこうかな^^;

(写真は本物のEG600PRです)

 

 

カスタムのヘッドのダイヤモンドインレイはカッコいいですね、なかなかよくできた

と思ってます。

ベビーオイルを塗ったら、ほーらかなりきれいになったでしょ。

 

 

 

 

今回の作品で合計5個のミニチュアが完成しました。

 

壁に吊り下げて並べてみるとパッと見、楽器屋さんのようですね。

右から左に行くにつれ品質が良くなっているのが分かります、なんだかんだ

ありましたが確実にスキルが上がっているのを実感できました。

次は何を作ろうか・・・悩むfukuchinなのであります。

 

 

 

最後まで見ていただいてありがとうございます。

ではまたお会いしましょう。