●○ 駄文2.0 ○● -5ページ目

●○ 駄文2.0 ○●

大阪 → ホノルル → ロンドン → ボストン。日々の由無しごとや思いついた事だとかを。

ひさーしぶりの駄文。
なんだろーな、気持ちがいまいち落ち着かない。
明日はAccountingのテストなんだけど。

そうそう。
MBAの生活に関しては、別のブログがあります。
http://hultmba-journal.blogspot.com/
これね。

だけど、あそこにはMBAに関係ないことはあまり書かないで置こうと思うので、
今日みたいな気分の日はここへ帰ってきたわけです。
ほら、そういう場所って必要じゃない?

やー、ただいまー。

とか言えちゃう場所があるとうれしいと思わない?
別に誰がお出迎えしてくれるわけじゃないけどさ。
そろそろ冬だしさ。
ただいまくらいちゃんと言いたいよね。

最近足りないものは、安心できる場所。
気の置けない距離にいる友人。
人との距離を縮めるには、時間がかかるんだよね。

ぼくは小心者だから。
ちょっと仲良しになったかなと思った友人と
やっぱちょっと違う人種だよなとか思っちゃうとさっくりへこむし。

でも、こんなのでへこむっていうのは、
自分を成長させようと思ってきたはずの場所で、
やっぱ素のままの自分と波長の合う人がいるはずだとか
知らず知らずに思ってる甘えなのだしさ。

しかたないよなー。

取りとめのない言葉をこぼして、
それでちょっと気持ちの落ち着く自分を発見したり。

あーあ。

知的好奇心と、親和欲求と、安定欲求。
全部満たすのはむずかしいんだろうな。
私のいるRed Lineグループの授業は以下の3コマ。
8.30 Quantitative Analysis
11.50Leadership & Teambuilding
3.10 Finance

Quantsでは、MBAにおける統計とはデータをマイニングすることではなく、統計を用いて数値による意思決定を行うことに主眼を置くのだと教官のDavidが大きな声で話す。ハーバードでも教鞭をとる彼の講義はとてもテンポ良く、ダイナミックなクラスになる。統計の手法を使って、より確からしい意思決定をすることでカジノで大勝ちした話などはおもしろい。
来週からはいくつかの銘柄を選択し、株価を追いながら「未来に起こりうること」を「定量的」に分析することによる、合理的な意思決定を学んでいくとのこと。私自身はファイナンスに疎いので講義に付いて行けるかと心配がないわけでもない。なるべくWall Street Journalなどに目を通し、語彙に慣れておくしかないか。

リーダーシップでは、チーム内のコンフリクトの事例についてのディスカッションを行う。会社で戦略担当になった元コンサルタントが、各部門のマネージャーを集めたチームをまとめて自社の再ポジショニングをしようとするが全くうまく行かない話。マネージャー同士の仲が悪く、元コンサルタントにはリーダーシップがなく、社長は顔を出さない。実際にこういう事例があったとしたら、手は付けられないよなあと思ってしまう。特に20年以上に渡ってビジネスの現場にいたFさんにとっては、なかなか葛藤を覚える事例だと聞いた。アカデミアと実践の差か。

後半は、対人行動パターンによって人を4つに分類する、よくあるパーソナリティ・テスト的なものを紹介。結果&タスク重視の Director、結果&人間重視のExpressioner、プロセス&行動重視のAnalyzer、プロセス&人間重視のRelatorというカテゴリーに学生を分けると、おおよそ2:2:3:1くらいだったように見えた。こういうテストの多くはあくまで自己評価なので、実際人から見た場合とズレがあることは多いが、Directorと自己診断した面々を見ると納得。きほん、やつらは人の話を聞かないし、自分の思うことは言わずにいられない。笑

Analyzer が多かったのはMBAとしては異色だそうだが、おそらくFinanceやIT関連のバックグラウンドを持った学生が多いためではないかと教官の分析。要するに、インド人が多いという話。私を除く2人の日本人はここ。で、私自身はRelator。チームメンバーのコラボレーションを目指し、衝突を避けようとするタイプ。Relator同士が集まったミーティングは、笑ってしまうほどに平和で、円滑で、そして突飛なアイデアはあまり生まれない。Relator の主張をまとめると、「私たち適応能力高いし、チームに調和をもたらします。でも、私たちと話すときには攻撃的にならず、そして話をちゃんと聞いて」となる、と言ったらクラスが爆笑。

Financeは、第一回の授業なのでFinanceとはなんぞや、という話から。教官のハンコックは、 Wharton出身のやり手ファイナンス人間らしい。ちなみにAccountingを教えてくれているのも彼だ。どうやらFinanceの世界では、 CSRとかが熱い議論になっているらしく、企業は社員の生活や、地域活動や、環境問題に責任を持つべきなのか、といった雑談もあっておもしろい。

しかし、その直後に流れたビデオが、日本の長時間通勤、長時間労働と過労死してしまった23歳の女性の話。そしてそれと対比して従業員満足度の非常に高いアメリカのSAS Softwareという企業の事例。日本の事例もかなり古く現状を反映していない上に、日本の特に待遇の悪い中小企業と米国のいちばんよい事例を比べるなんて、そんなバカな比較があるものかと、日本人としてきちんとクラスに向けて言っておいた。舌っ足らずではあったかもしれないが。

ビジネススクールにいると、日本の事例はかなり頻繁に出てくる。米国でも英国でも、自分たちと全く違う社会様式を持ちながら、ビジネスでは大きな成功を収めた日本という国は興味の対象であるらしい。しかし、バイアスのかかった情報もあふれているので、自分の国が好きなら、的外れの批判や意見にはきちんと反論していける準備が必要。
パリのワークショップにてピーターセンゲが言ったことで、印象に残っている1つのフレーズがある。
つうか、思い出せば出すほど、彼の発言というのは印象深いフレーズばかりなんだけど。

それは、インターネットなどのバーチャルなコミュニティは、
参加することも、離れることもクリックひとつでできてしまうけれど、
実際ぼくらが生きてる本当のコミュニティというのは、
入れてくださいって言えばそれだけで入れるものではなく、
また入ってしまえば、離れたくても離れられないもので、
言わば、しがらみの真ん中で動けなくなって初めて、コミュニティに所属したことになるのだと。

例えばぼくは、これまで3年間を過ごしたロンドンが好きかと聞かれると、
I love it, and I hate it as well. と、答える。

すごく面白い人たちに会えるし、ごはんも美味しいところは多い。
当初不便で仕方なかったTubeだって、今じゃそれが当たり前のように思えているし。
もちろん、街中にはバカなやつら、マナーのひどい人たちも多くてむかつくこともあるし、
お湯が出ない、シンクが詰まるとか、日本じゃありえない不便さもある。

いいことばっかりじゃないけどさ、まず生きていけてるし、楽しいこともあるよな、と。
酸いと甘いをひっくるめて、自分の居場所をそこに見つけたように思えることが、
コミュニティに所属するということなんだと思う。

そして、これは人との関係を築くということにも当てはまると思う。
友人の良いところと悪いところ、上司の良いところと悪いところをどちらも知って、
その上で、うまくやったり、ときには揉めたり、上がったり下がったりしながら、
結局、その人がいることで自分の環境が成り立ってるのだと思えることで、
その人との人間関係が築かれ、互いが互いのコミュニティの一部になる。

ミクシィやFacebookみたいに、マイミクから外せば終了、友達からRemoveしておしまい、
なんていう関係は、やっぱりバーチャルでしかないわけで、
それで終了にできるような関係しか築くことができないというのは
人間として、なんともさみしいことだと思う。

SNSのつながりを失くしてしまった友人だって、
携帯の番号や、メールアドレスが分からなくなった友人も、
長く会えていない友人、知人、恩人だって、
なんらかの形で自分に影響を与え、自分の中に何かを残してきているわけで、
そして、未来にそれぞれの道が不意に交わることだってあり得るわけで。

考えてもみれば、ほんとうにほんとうに大嫌いだった人と出会わなかった人生って、
今の自分の人生よりもきっとつまらないものなんだと思わないでもない、のだ。
全部がそうだと言い切れるほど、できた人間じゃないけどさ。