今回ご紹介するギターは、TAMA TW-07です。星野楽器の多満製作所で1977年から1979年ごろまで製作されたと思われる輸出用ギターで、中々市場に出ることの無いモデルです。
TAMAのモデルには、他にTGシリーズがあり、ネットでもよく見かけますが、その中のTG-80にあたる機種がこのTW-07になります。マホガニーサイド・バックのオール単板仕様は同じですが、ボディー回りやヘッドにバイディングがあったり、ポジションマークがスノーインレイであったりとTW-07の方が少し豪華な印象です。
TAMAの総単板シリーズは、TGシリーズ、TWシリーズ、そしてクラッシックギターのTCシリーズの3種類だと思いますが、TAMAは単板、合板を問わず音は素晴らしいです。
(画像①)
(画像②)トップにも割れはありません。
(画像③)
(画像④)
(画像⑤)ヘッドの横幅は、TG-80より少し広いです。
(画像⑥)オリジナルペグです。
(画像⑦)
(画像⑧)
(画像⑨)
(画像⑩)ケースもオリジナルのようです。
(画像⑪)トップ板は、TG-80よりも厚いです。
(画像⑫)当時の保証書です。
《まとめ》
今回のTAMA TW-07 は、当時の神戸の楽器店の保証書がついており、輸出用ですが国内でも販売されていたことが確認できました。その他のモデルのTW-09 やTW-010も国内販売があったかどうかはわかりませんが、この数年は海外のネット市場でもあまり見かけない気がします。可能なら一度実物を見てTGシリーズと比較してみたいものです。
数年来 TAMA を探し続けていますが、TAMA にのめりこんでしまうと本当に「アコギの沼」から脱出することは、大変難しいです。この危険な沼からの脱出は、やはり TAMA TG-190 の購入でしょうか。いやその前にTG-135 とTG-80-12 もほしいので、結局は沼から脱出できそうもありません。