今回ご紹介するギターは、アコースティックギターの最高峰の一角をなすMartin D-45 1986年です。1980年代はアコースティックギターの氷河期と言われ、Martin D-45も1986年は86台しか生産されませんでした。その分、良質な材で熟練の職人に作られたということで、この年代のギターはマニアの中でも人気があるそうです。
実はこのギターも、私は80年代初期のその希少性を知らず、他のギターの購入のために手放してしまいました。今では大変悔やまれます。
音はプレイヤーズコンディションではありましたが、鈴なり感が前面に出て、D-45らしいい素晴らしいサウンドでした。
(画像1)
(画像2)いい色に焼けています。
(画像3)ネックの状態もいいです。
(画像4)バックも大きな傷はありません。
(画像5)
(画像6)
(画像7)貝のインレイもきれいです。
(画像8)
(画像9)ブリッジ下に7センチほどの修理痕があり、
裏からバッチがされています。
(画像10)ケースは後付けで買いました。
(画像11)
《まとめ》
Martin D-45は、以前にも1976年製を所有したことがあり、その時の個体は、たばこ臭のする音もあまり出ない外れのギターでした。この個体を買う際もかなり音についてはショップに相談したので、外れギターではありませんでしたが、良く弾き込まれていたものの小傷は多いギターでした。
私が今所有するギターで、D-45に音が近いのは、K.Country HC-2000とMaster 250H ですが、どちらも鈴なり感が明確で、弾いていてとても気持ちいいです。中々この鈴なり感はどのギターにも出るというわけではなく、この音にはまれば、もしかしたら、アコギはD₋45が1本あればいいとなるのかもしれません。
いずれにせよジャパンヴィンテージばかり紹介して来た私ですが、D₋45はやはり手元に1本置いておきたい名機です。
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このブログのNo.47からこのNo.64までのギターがすでに手放したギターとなります。いまだに後悔する1本もありますが、次回からはまた、ギターが手に入り次第、ご紹介しようと思いますのでよろしくお願いします。