あなたにとって幸せの条件はなんでしょう?
安定した暮らしの中で過ごす事?
誰かから愛されて必要とされる事?
お金があっていい暮らしができる事?
やりがいのある仕事をして評価される事?
では、なぜその条件が満たされれば幸せなのでしょうか?
実は私たちの存在は、とても曖昧なものです。
安定した暮らしが続くと思っても、何かのきっかけで不安定になってしまったり
誰かに愛され必要とされていると思っても、次の瞬間には不安になったり
お金があっていい暮らしをしていても、まだ足りないと感じてしまったり
やりがいのある仕事をして評価されても、ふと怖くなったり。
安心できるまでなるべく多く積み重ね
だけど...
「私という存在が確かに しっかりとここにあるんだ」という事を実感できたら、それは幸せというのかもしれません。
しかし一方で、それはまるで
「私の存在意義」という名の砂の城を、波打ちぎわで
一生懸命高く 頑丈に作っているかのような
そんな印象を持つときがあります。
時間の流れや波に削られ、何度も何度も手を加え更に頑丈な城を目指す方
上手に砂の城を作る事ができず、波にのまれる度に涙を流しながら作り直す方
砂の城をあえて大波にさらし、大丈夫...壊れないと確信したい方
これ以上ないくらいに大きく頑丈な城を作れたと安心している方
波に怯えることがないくらい、絶対に崩れないお城を構える事ができた時
それを幸せだと 思うのかもしれません。
けれど不規則に訪れる波に怯えながら
砂の城=私の存在意義 を一生かけて作り上げる作業は
時にとても儚く、辛いものに感じるかもしれません。
一生懸命作った城が崩れ去ってしまった時は、自分の存在の曖昧さに
不安や怒り、悲しみが襲います。
私たちは、一生懸命砂の城を作った時ほど
砂の城=私自身 だと認識しています。
だけど...
では、その砂の城を一生懸命作っているのは 誰?
その城を作っている自分こそが本当は
「揺るぎない自分」なのです。
砂の城は時の流れや予期せぬ波により、崩れ去ってしまう事もあります。
しかしそれを作っているあなたは、いくら波に揉まれても崩れ去る事は決してありません。
それに気付く事ができた時、本当の幸せに近づけるのではないかと私は思います。
〜女性の為のあんしん隠れ家〜
栃木こころと体の休憩所「re:Color’s りからーず」
福田 由佳