関東大震災から百年。
当時、この大惨事に胸を痛め、人として同情し、救援を呼びかけてくれた人々がいる。
日本が帝国主義だった時代で、中国では排日が高まっていた。
なのに、震災の惨事を知るや、日本の救援へと動いたのである。
過去の惨事を忘れず学ぶことは、“災害時にあるべき姿を考える”ことである。
東日本大震災を経験し、はや12年たった。
この間に、原発事故での炉の冷却水が大量に貯まる。
これを濾過した処理水を、最近、海洋放出し始めた。
処理水について、冷静に考えず、偏見で情報を歪める人の行いには腹が立つ。
百年前の先人は、人として助け協力するという“人道的で優れた姿勢”を見せてくれた。
今はどうだろうか。