関東大震災から百年。
当時、この大惨事に胸を痛め、人として同情し、救援を呼びかけてくれた人々がいる。

日本が帝国主義だった時代で、中国では排日が高まっていた。
なのに、震災の惨事を知るや、日本の救援へと動いたのである。
 
(2018·11·21訪問・撮影)


関東大震災の状況を教え、慰霊の場でもある都立横網町公園。 
正門から正面に慰霊堂がある。



公園の北端には復興記念館がある。



慰霊堂の中には、震災を描いた絵が掲げられている。
火災旋風や津波の恐ろしさ、悲惨な状況が分かる。

多くの犠牲の中には、デマによって起こった事件の犠牲もある。
混乱の中で、中国人や朝鮮人を虐殺する事件があった。


過去の惨事を忘れず学ぶことは、“災害時にあるべき姿を考える”ことである。


東日本大震災を経験し、はや12年たった。
この間に、原発事故での炉の冷却水が大量に貯まる。

これを濾過した処理水を、最近、海洋放出し始めた。

処理水について、冷静に考えず、偏見で情報を歪める人の行いには腹が立つ。


百年前の先人は、人として助け協力するという“人道的で優れた姿勢”を見せてくれた。

今はどうだろうか。