新たな雄勝町
撮影日2021年4月21日
高い堤防上に、雄勝硯伝統産業会館や商業施設が建っている。
新しい高台の住宅地は、この施設の背後にある。
震災翌年の様子
撮影日2012年7月4日
海産物直売所と店こ屋街
撮影日2021年4月21日
雄勝町の変貌は著しい。
大きく形が変わった町に、複雑な思いも抱く。
だが、形が変わったのには理由がある。
それほど、被害が大きく失ったものが多かったのだ。
命を守るという新しい町づくりも必要だった。
時が経つと、あの惨状の記憶も薄れゆく。
だが、変貌した町の中で、それでも過去の記憶は残せる。
町の記憶と記録を語り継ぎ、歴史を共有することが大切。
新たな雄勝では、小さな子供にも出会った。
この震災を知らぬ幼子も、後にあの日のことを学ぶだろう。
そうして引き継いでいき、再び、良き故郷が作られていくだろう。