震災とあの日のまちかど:仙台市鹿落坂 | ふくらく通信「ゆるゆる歩記」

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東北人です。日々思う事や、ゆるゆる歩いて見つけた町の魅力など、なんだりかんだり語っています。

震災前の鹿落坂

撮影日2003年4月16日

 

米ケ袋にて、広瀬川沿いの遊歩道を行く。

対岸の崖に沿ってマンションが立ち並ぶ。

 

向こうは坂道で、鹿落(ししおち)坂と呼ばれる。

奥に鹿落旅館が見える。

 

 

震災で、鹿落旅館は一部が崩れてしまった。

旅館内にいた人は無事だったそう。

 

 

震災後の鹿落坂

撮影日2011年5月18日

 

 

以前は、2段目のり面を覆うように旅館があったが、無くなってしまった。

 

 

 

鹿落旅館の跡地

撮影日2011年6月13日

 

 

趣向を凝らした内装で、時々、テレビなどでも紹介されていた。

古くからあった旅館で、震災によって消えたのは残念だ。

 

そこにある何気ない風景が、ある日突然失われる。

そんな痛みを残した震災。

 

 

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あの日を風化させないで、

 

安全な家具の配置をしよう。

安全な場所を確認しよう。

災害備蓄をしておこう。

避難の仕方を確認しよう。

応急手当の仕方を知ろう。

 

災害への備えは、命を守る行動になる。