仙台には鶏の伝説があり、実は明治期まで、鶏や卵を食べない習慣があったという。
大崎八幡宮付近で、作並街道沿いには「鶏橋」がある。
(2010年11月撮影)
昔、ここに金色の鶏が夜な夜な飛んできて、宵鳴きをしたという。
これを人々は不吉だと思った。
ある人が、この鶏が神社に奉納された絵馬から抜け出たのを見たそうで、これがいけないのだと思って、金網をかけたのだそう。
しかし、それから大雨が続き、その一帯は大洪水となってしまった。
あの鶏は、これを知らせてくれていたのだと人々は気づき、金網を外した。
そして、橋は「鶏橋」と名付けたという。
(参考:仙台郷土研究会 田村昭氏の著書より)
今では、焼き鳥も唐揚げも人気であるし、冬には鶏肉をたっぷり入れた仙台セリ鍋も名物だ。
にわとりの日には、滋養となる美味しい鶏と卵を食べ、そのありがたみを噛みしめるとしよう。
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ちなみに、総務省統計局によると、毎月28日が「にわとりの日」で、日本養鶏協会が1978年6月に始めたのだそう。