口中に広がる磯の香と甘み。

豊かな三陸の海の滋養満ちる。

貝のような旨味と食感なれど、貝にあらず。

 

その名を、「ほや」という。

これ、不思議な生き物なり。

 

 

その「ほや」を、腹いっぱい味わう祭りあり。

「ほや祭り」にて、実に様々な品を楽しむ。

 

ああ、次はいつあるだろうか。

「ほや祭り」よ、美味し楽し、また行きたい。

 

↑ほやビビンバ丼

 

 

↑ほやきそば(ほやの焼そば塩味)

 

 

↑ほやとゴルゴンゾーラのライスコロッケ

 

 

↑ほや入りベガレーパン

(ほや入りカレーパンで、仙台サッカーチーム「ベガルタ」と合体した名前)

 

 

↑ほやチジミ(宮城のセリとほやの入ったチジミ)

 

 

ほやは不思議な生き物。

卵から孵化した姿は、おたまじゃくしに似て泳ぐ。

二日の後には、岩などにくっ付いて育つ。

 

じっと小さな体で過ごすこと2年。

さらに半年から3年のうちに大きくなる。

 

漁師が骨身を惜しまず、育て殖やした「ほや」。

皐月にほや漁が始まり、水無月から文月にほやの身が最大になるという。

(参考:宮城県公式ウェブサイト「伝統的漁具漁法ホヤ」)

 

 

立夏も迎え、だんだん暑さが増す頃。

うまい旬のほやが、元気づけてくれる。