長町ぺろ | ふくらく通信「ゆるゆる歩記」

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東北人です。日々思う事や、ゆるゆる歩いて見つけた町の魅力など、なんだりかんだり語っています。

「ぺろ」というのは、長町駅に住み、長町の人々を見守って、時には和ませ、時には元気付けてくれる、福を呼ぶ「猫」・・・・・ではない。


仙台駅の南隣に、「長町駅」がある。今日は宵の口に、『ながまちホットスマイル』という催事が行われていた。

露店が出て、中で温かい鍋物を販売していて、その中に「長町ぺろ」もあったのだ。

            ふくらく通信 (東北の輝きを発信)  

「長町ぺろ」は、食べ物である。


「ぺろ」とは、東北の方言で、特に幼い子に対する言葉だが、「麺類」のことなのだ。 実は、仙台には「おくずがけ」という郷土料理がある。

盆に実家に行くと、義母が「おくずがけ」を作ってくれたが、これは精進料理なのだ。


「おくずがけ」は、うーめんが入っていて、里芋や人参、ネギなどの野菜と豆腐などを具に、とろみをつけた醤油味の汁物である。


その「おくずがけ」を基に、ちょいと手を加え、味噌を使って生姜を利かせた長町特有の品が出来た。

それが「長町ぺろ」である。 ふくらく通信 (東北の輝きを発信)

今日は寒かった。

かじかむ手で一杯味わったが、旨い。体がぬぐだまる。(温まる)

なるほど、味噌のおくずがけもいい。


長町には、旨い川熊味噌屋さんも沼田豆腐店さんもあるし、八百屋さんも多い。「長町ぺろ」は、この町にぴったりの品だろう。いい名物にしたいね。