復興支援酒場 | ふくらく通信「ゆるゆる歩記」

ふくらく通信「ゆるゆる歩記」

東北人です。日々思う事や、ゆるゆる歩いて見つけた町の魅力など、なんだりかんだり語っています。

仙台駅から、アーケードの有る名掛丁商店街へ向かう途中で、さくら野百貨店とアーケードとの間に、路地がある。

 

この路地を入ると、また直ぐに飲食店がひしめく路地があり、そこはアーケードに繋がる「名掛丁センター街」であった

 

 

その路地の入り口で、さくら野百貨店の直ぐ脇に、ひときわ目立つ看板の店がある。先月開店した酒場だ。

 

その名を、「復興支援酒場」という。

そこは、利益の全額が、被災地3県に寄付される店だ。

 

 

半兵ヱ」という店があるのをご存知だろうか。

その本社は秋田県で、各地に居酒屋を出店し、昭和の雰囲気を演出した飲食店を経営している。そこが、今回の震災で思うところあり、被災地を支援する店を始めたのだった。

 


会社のホームページに、その思いが綴られている。(復興支援酒場で検索すれば出てくる)

 

 

町で、こういう意気込みを目にするのは、嬉しかった。

もちろん、売り上げ全部を寄付というのでなくとも、町には日々商いに励む姿があって、それを目にしては嬉しく思う。

 

 

店の再建を目指して努力する人々や、精一杯に店を維持し、商いで町を活気付けようと努力する人々もたくさんいる。

そういう人々を、応援する働きかけも色々ある。

その一端に、自分も加わっているのだ。

 

 

 

 

周囲の人との交流が、店の人の励みになり、店で楽しんで客も元気が出る、そういう相互の繋がりが商いには有る。

また、一つの店には、生産者や運送者など、そこに多くの生業が関わっているのだ。

商いは、分かち合いのやり取りでもある。

 

 

復興酒場は、商いの一つの例だ。

だが、この店は、町の中で日々仕事に励む、みんなの思いを代表しているような店だろう。

集い、一緒に進む場所があるのは、とてもいい。

今日も一歩、輝く東北だ。

     ふくらく通信