後の月、栗名月 | ふくらく通信「ゆるゆる歩記」

ふくらく通信「ゆるゆる歩記」

東北人です。日々思う事や、ゆるゆる歩いて見つけた町の魅力など、なんだりかんだり語っています。


長月は十五夜の月を愛でたが、一昨日は十三夜で、「後の月見」をした。

秋の名月は、芋名月や栗名月なんぞと別名もある。

もちろん、芋も栗も食べた。

しかも、ちょいと贅沢して、芋も栗も、菓子になったのを食べた。


馴染みになった、和菓子屋の「つぼや」さんの練りきりである。


毎年楽しみにしている、「いものこ」は実に良く出来た楽しい品だ。

ふくらく通信  本物そっくりの、ちょこんと小芋がくっついた里芋の形も、ニッキで芋の筋を入れた良い香りも気に入っている。



もう一つ、今年は丁度、十三夜の数日前に見つけた栗の菓子があった。

これは、福島は郡山からの出店である、「柏屋」さんの品だ。

ふくらく通信  仙台駅にある、柏屋さんの売り場に、「焼き栗」という菓子があった。


それがまた、籠に入って綺麗に並べられているものだから、引き寄せられるように手に取ったのであった。味は、もちろん旨い。栗あんの、ほっくりとした食感もいい。

ふくらく通信    ふくらく通信

柏屋さんも、震災以降は何かと大変だったろう。

一時休止していたが、4月以降、少しずつ各店を再開してきた。

今は、いわきの萬寿茶屋を除く店舗が営業している。



いものこ、焼き栗、見事な和菓子で、お月見も一層楽しめた。

実りの秋に、ほっとするひと時がありがたい。