初回は、文科省が課題としている『読書活動』を取り上げる。
子どもたちの読解力の低下傾向を問題視している。特に中学・高校で1か月に1冊も本を読まない生徒が多いとある。
正直、小学校の図書館はつまらない。司書教諭はいるがずっと座っている。
何をしているのかな…と思いながら図書館に通っていた日々が懐かしい。
懐かしいと言えるほどの年齢ではないが、要するに小学校の図書館での思い出はこれだけということだ。
そう考えると、読解力の低下=不読率と考えて良いと思う。
私は先日、ある市町村の教育研究発表会を見た。そこでは、児童の不読率の問題に対して対応策として報酬制を取り入れるという意見があった。本を借りたら、ポイントを貰えて貯まったらいいことがあるよという、いたってシンプルな仕掛けだ。
しかし、この仕掛けにも問題点は多い。「本を借りたら」というのが前提だが、そもそも本を借りに来ないのが問題なのに…結局、この仕掛けもいつも借りに来る児童だけが対象となり一部の児童の参加しか見込めない。
私は、そもそも行きたくなるような図書館になればいいと思う。普段は外で遊んでいた児童も雨の日は図書館に足が向くような場所であって欲しい。第2の教室といえるくらいの児童にとって身近な場所にする必要性を感じる。小さい頃から読書をしている子どもはなんとなく賢い感じはする。同級生でも、ずっと本を読んでいた人たちは有名私大や国立大学へ進学をしている。その為、読書と学力は切り離せない。読書はやっぱり大切だと私自身実感している。
なんとか、児童達に本を読んでもらいたい。本を読んでもらえるような工夫を考えていきたい。