ブログ「心のおもむくマナーに」をご覧いただき、

ありがとうございます。

 

今年の松の内に行った「西国七福神集印めぐり」

 

 

今回は第二弾として

兵庫県宝塚市にある

中山寺についてご紹介させていただきます。

 

西国七福神めぐりでは寿老神が祀られているお寺として紹介されています。

 

 

あれ?

寿老神ではなく、福禄寿、毘沙門天、さらには遠くに布袋尊ののぼりが見えますね。

実は、中山寺の境内にはすべての七福神が祀られていて

境内で七福神めぐりができるのです。

 

生まれた頃からずっとお世話になっている中山寺。

あまりにも親しみがありすぎて

歴史の長さを忘れがちなのですが…

聖徳太子によって創建されたとされているので

その歴史は1400年以上です。

 

 

参拝した日は曇り空くもり

時々お日様が顔を出してくれました。

 

 

参道にはお店も並び

参拝客を出迎えてくれます。

こちらは短めの参道です。

しかも境内にはエスカレーターもエレベーターも完備されているので

歩くのが辛い方にもとても優しい

ユニバーサルデザインのお寺です。

 

新年ということで、山門前には提灯が吊るされていました。

 

 

こちらの山門は「二重門」という建築形式で、

このように一階、二階ともに屋根があるのは格式高い門だそうです。

 

 

山門の南側には阿形・吽形の仁王像が仁王立ちしていますウインク

向かって左側が口を結んだ吽形像、

右側が口を開けた阿形像です。

以前、日本現代作法会の研鑽会でご講演くださった

小沢康甫先生の左右学を思い出します。

 

 

そして、仁王様の周りには大小さまざまなわらじが奉納されています。

筋肉隆々の仁王様は健脚のご利益もあるんですって。

 

中山寺のシンボル的存在のひとつ、大願塔が見えます。

 

 

そして、こちらは2017年に建てられた五重塔。

青い色をした、その名も「青龍塔」といいます。

 

 

どちらも火災や焼き討ちで被害を受けてから400年後に再建されたそうです。

「北摂の地に紫雲たなびく」とされたことから、

中山寺の山号は「紫雲山」。

この時も青龍塔の上には紫がかった雲が広がっていました。

こちらの青龍塔については後日改めてご紹介します。

 

最後に、手水舎のご紹介を。

 

 

蓮のつぼみをかたどっている、珍しいデザインです。

 

蓮の花は仏様の悟りをあらわすとされていますが

梅雨の時期には蓮の花が境内に飾られます。

 

こちらは3年前に撮った写真です。

 

 

極楽浄土かと見紛う、みごとな景色でした。

 

 

中山寺は真言宗のお寺。

真言宗祖の弘法大師空海が遺したとされる

「蓮を観じて自浄を知り、菓を見て心徳を覚る」というお言葉。

心に留めたいと改めて思いました。

 

次回は青龍塔について心のおもむくマナーに綴ります。

今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。